最低でも24時間は洗わない方が色持ちします


カラーリングの後、美容師さんから「今日は洗髪しないでくださいね」といわれます。

これはカラーの色落ちを防ぐためのアドバイスです。

実は、カラーリングは美容室を出た段階で完成しているわけではありません。

髪の内部に残った色素はその後、空気中の酸素に触れることでゆっくりと髪の毛に定着していくのです。

色素が定着し、きちんと発色するまでには最低でも24時間は必要だといわれています。

その前に洗浄力の強いシャンプーで洗髪してしまうと、汚れや汗と共に髪の内部に残った染料まで流れ落ちてしまうのです。

さらに、完全に定着するには3日近くはかかるといいます。

できることなら3日間は洗髪を我慢した方がきれいな色に染まり、その後の色持ちも格段によくなるのです。

とはいえ、そんなに長時間髪を洗わないでいるのは難しいでしょう。

薬剤の臭いも気になりますし、薬剤で傷んだ頭皮にもよくなさそうです。

そこで、せめて当日の夜だけは我慢して洗わないようにしてください。

その後も洗髪時にはぬるめのお湯で、できるだけ手早く洗って乾かすようにしましょう。

髪を濡らす時間を減らすことが、髪と地肌を傷めず、長く色を持たせるコツです。

カラーリングは美容室を出た後も続いています

カラーリングの仕組みを簡単に説明すると、薬剤によって髪の表面のキューティクルを開き、そこから髪の組織間に染料を浸透させるというものです。

まず、アルカリ性の1剤が髪の表面のキューティクルを膨張させ、その隙間から染料を浸透させます。

髪の内側に侵入した染料は1剤と酸性の2剤(過酸化水素水)との反応で発生した酸素と結びつき、酸化することで発色が始まります。

美容室で施術した後、見た目は髪が染まっているように見えますが、これは薬剤の反応が終了しただけの状態。

その後ゆっくりと空気中の酸素に触れることで色素が定着していき、完全に定着するまでには3日から、場合によって1週間はかかるのです。

また、美容室で使うカラーリングの薬剤はトリートメント成分を配合したものが多く使われています。

これが定着するのにも24時間は必要とされています。

カラーリング後の髪は濡らすだけでもダメージを受けます


キューティクルには、水に濡れたりアルカリ性のものに触れたりすると開くという性質があります。

カラーリングやパーマはこの性質を利用して行われるわけですが、逆にいうと施術後の髪はアルカリ剤の影響で通常よりキューティクルが開きやすい状態にあります。

その後、アルカリ性に傾いた髪は1週間ほど時間をかけて弱酸性へと戻っていきます。

この間に髪が水分を吸ってしまうと、定着しきっていない染料はもちろんのこと、髪に必要なたんぱく質や水分まで流れ出してしまう恐れがあります。

カラーリングをした当日の洗髪を控えるだけでなく、翌日以降1週間は、髪のダメージを抑えるためにも注意が必要です。

洗髪をする際に気をつけておきたいポイントをあげておきますので参考になさってください。

ヘアカラー後の洗髪、ポイントは5つあります

  1. お湯は36~38℃

    傷んだ髪は湯温が高ければ高いほどキューティクルが開きやすくなります。

    お湯の温度は体温と同じくらいの36~38℃くらいが理想的です。

  2. ゴシゴシこすらない

    乱暴に洗うと摩擦でキューティクルを傷つけ、色落ちにつながります。

    頭皮は指の腹でマッサージするように、髪は指を軽く通してなでるように洗いましょう。

    シャンプーはよく泡立ててから使うと、髪同士の摩擦を軽減し、量も少なく済むので、退色も抑えることができます。

  3. 専用のシャンプーを使う

    ヘアカラー専用のシャンプーには、カラーを抜けにくくするための成分が配合されています。

    できればカラー後の1週間だけでもヘアカラー専用のシャンプーを使いましょう。

    弱酸性のシャンプーはアルカリ性に傾いている髪のバランスを戻す効果があるのでおすすめです。

  4. 洗い流さないトリートメントでケア

    カラーリング後の髪には、保湿効果が高くたんぱく質を補うトリートメントのケアが必要です。

    しかし、濡れた髪にトリートメントをつけ、そのまま放置していると色素やたんぱく質が抜けやすくなるというリスクもあります。

    トリートメントにはクリームやオイルなど洗い流さないタイプがおすすめです。

  5. できるだけ早く乾燥させる

    洗髪後は手早くタオルドライし、できるだけ短時間で乾燥させましょう。

    ただし熱風は髪を傷めますので、ドライヤーは1箇所に長時間あてない、低温のドライヤーを使うなど工夫が必要です。

(まとめ)カラーリングの後はいつから洗髪していいの?

1. 最低でも24時間は洗わない方が色持ちします

カラーリングをした後、すぐに洗髪してしまうとせっかくの色素が流出してしまいます。

色素が定着し、発色するまでには最低でも24時間、理想をいえば3日間は必要です。

せめて当日の夜だけは洗髪を我慢することで、色があせにくくなります。

2. カラーリングは美容室を出た後も続いています

美容室で施術した後、見た目は染まっているように見えますが、カラーリングはまだ終わっていません。

カラーリングは薬剤によってキューティクルを開き、そこから染料を浸透させます。

その後3日から1週間かけてゆっくりと空気中の酸素に触れることで色素が定着するのです。

3. カラーリング後の髪は濡らすだけでもダメージを受けます

カラーリング後はアルカリ剤の影響でキューティクルが開きやすくなっています。

水で流すだけでも色素が落ちやすいやすく、髪に必要な栄養分まで流れ出してしまう恐れがあります。

カラーリングの後1週間ほどは、なるべく髪を濡らさないようにしましょう。

4. ヘアカラー後の洗髪、ポイントは5つあります

洗髪時には以下の点に注意が必要です

  1. 湯温度は36~38℃くらい
  2. ゴシゴシこすらずシャンプーは泡立て髪の摩擦を減らす
  3. ヘアカラー専用のシャンプーにかえる
  4. トリートメントは洗い流さないタイプに
  5. できるだけ短時間で乾燥させる