皮膚の病気が潜んでいる可能性もあります


いつまでも美しい髪でいたい女性にとって、不潔なイメージのフケは大敵です。

でも、本来フケは誰にでも発生するものなのです。

頭皮が健康な状態なら、シャンプーをすればフケは流し落とすことができ、心配はいりません。

しかし、何らかの原因で頭皮の環境が悪化していると、フケの量が増え、シャンプーでは落としきれなくなることがあります。

その場合は、正しいシャンプーを行い、適切な頭皮のケアと生活習慣の見直しで、頭皮の状態を正常化すれば、フケは目立たなくなります。

注意しなければならないのは、皮膚の病気によってフケに似ているものがはがれている場合です。

乾癬、しらくも、アタマジラミ症などの皮膚の病気は、フケのようなものが出る場合があり、治療を行う必要があります。

単なるフケと思って軽く考えていると、治療が遅れて症状が悪化し、重症化するかもしれません。

まずは頭皮の状態と、他に症状が出ていないかを確認してみましょう。

そして、セルフケアで症状が改善しない場合は、皮膚科を受診し、治療を行ってください。

正しい知識を得て、早めに対処することで、健やかな頭皮と美しい髪を保ちましょう。

皮膚への刺激とストレスは、フケと似た乾癬の原因の一つ

乾癬とは、皮膚が赤くなって盛り上がり、銀白色のフケのような「鱗屑(りんせつ)」が付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。

原因はまだはっきりしていませんが、乾癬になりやすい体質があり、それに肉体的・精神的ストレスや感染症、薬剤などの様々な要因が加わって発症するのではないかといわれています。

また、糖尿病や高脂血症、肥満なども影響を及ぼすと考えられています。

乾癬の中でも一番患者数が多いのが「尋常性乾癬」です。

全身の様々な部位に発症しますが、よくこすれる部位(頭、ひじ、ひざ、尻など)は発疹が出やすい場所です。

特に、頭皮や髪の生え際は毛髪が皮膚をこするので、発疹ができやすいのですが、鱗屑がはがれても、その場所からフケと間違えられることがあります。

一般的に、皮膚が乾燥しやすく日差しが弱い冬に症状が悪化する傾向にあるので、適度な日光浴は良いとされていますが、急激な日焼けは避けなければなりません。

病院での治療に加え、できるだけストレスを発散し、皮膚に刺激を与えないようにしましょう。

しらくもは菌の感染で起こります


しらくもは、頭部白癬(とうぶはくせん)とも呼ばれ、水虫の原因菌である白癬菌が髪の毛に感染することによって起こる感染症です。

感染した部位の髪の毛が抜け、その部分の頭皮の表面にピンク色のうろこ状のものがみられ、これがフケだと思われる場合があります。

かゆみは少ないので、気づきにくく、フケ症や円形脱毛症、脂漏性皮膚炎などと間違われやすい病気です。

自己判断せず、病院で受診し、適切な治療を受けることが重要です。

しらくもに感染している場合は、他の人への感染を避ける為、くしや帽子、タオルなどを共用しないようにしなければなりません。

また、毎日髪を洗って清潔を保つとともに、枕カバーや布団カバーはこまめに洗濯して清潔なものに取り換えましょう。

白癬菌は、人間だけでなく、動物に感染する可能性があるので、ペットにも注意が必要です。

アタマジラミ症は寄生したシラミと卵を駆除して治しましょう

アタマジラミ症とは、アタマジラミが頭部に寄生することによって引き起こされる病気です。

アタマジラミは頭皮から血液を吸い、頭髪に卵を産み付けます。

卵は耳の周辺、えり足などに多く産み付けられ、一見するとフケのようにみえます。

しかし、フケは簡単に取れますが、卵は髪の毛の根元にこびりついているので取れにくいという違いがあります。

とても感染力が強い病気で、頭と頭、髪の毛と髪の毛の接触で感染します。

子どもに多くみられるのは、集団生活の中で頭と頭が接触する機会が多いからと考えられています。

アタマジラミを発見したら、シラミ駆除専用のシャンプーやパウダーを用いてしっかりと駆除しましょう。

卵は目の細かいヘアブラシでとかして取り除きます。

可能ならば、頭髪をそるという方法もあります。

感染が拡大しないように、タオルやくし、寝具は個人専用にしましょう。

(まとめ)頭皮からフケのような老廃物が出るのは何かのサイン?

1. 皮膚の病気が潜んでいる可能性もあります

乾癬、しらくも、アタマジラミ症などの皮膚の病気は、フケのようなものが出る場合があります。

まずは頭皮の状態と、他に症状が出ていないかを確認し、セルフケアで症状が改善しない場合は、治療を行いましょう。

2. 皮膚への刺激とストレスは、フケと似た乾癬の原因の一つ

乾癬とは、皮膚が赤くなって盛り上がり、銀白色のフケのようなものが付着し、はがれ落ちる皮膚の病気です。

頭などよくこすれる所に発疹が出るので、適度な日光浴、ストレスの発散の他、皮膚への刺激を避けましょう。

3. しらくもは菌の感染で起こります

しらくもは、白癬菌が髪の毛に感染して起こる病気です。

髪の毛が抜け、ピンク色のフケのようなうろこ状のものが出ます。

髪や寝具を清潔に保ち、くしや帽子、タオルなどを共用せず、ペットにも注意しましょう。

4. アタマジラミ症は寄生したシラミと卵を駆除して治しましょう

アタマジラミ症とは、アタマジラミが頭皮から血液を吸い、耳の周辺、えり足などに卵を産み付ける病気です。

フケと違い、卵はこびりついています。

専用シャンプーやブラシで駆除し、感染拡大を防止しましょう。