加齢による頭皮の老化はフケの原因の一つです


若い頃よりフケが増えたと感じることはありませんか?

毎日きちんとシャンプーをしているのに、フケが増えたように感じるのは、もしかしたら頭皮が老化しているからなのかもしれません。

フケは、新陳代謝によって頭皮の古い角質細胞がはがれたもので、年齢に関係なく発生します。

ところが、頭皮環境が悪化すると、シャンプーでは洗い流しきれないほど、フケが大量に発生したり、大きな固まりとなったりすることがあります。

個人差はありますが、頭皮は顔や体の皮膚と同様、年齢を重ねると、皮膚細胞の新陳代謝(ターンオーバー)の周期が次第に遅くなります。

健康な新しい皮膚への生まれ変わりが遅いと、頭皮のトラブルを招く恐れがあります。

また、加齢によって、皮脂の分泌量が減少します。

すると、頭皮の水分の蒸発を防いでくれる皮脂膜が不足して、頭皮が乾燥し、ダメージを与えてしまいます。

このように、加齢は頭皮の環境を悪化させ、フケを増やす可能性があります。

しかし、体の外と中からケアを行うことで、頭皮の状態を正常に戻せば、フケを減らすことができると考えられます。

フケを減らして、美しく健やかな頭皮と髪を手に入れましょう。

角質層のバリア機能で皮膚の水分は保持されています

皮膚の一番外側にある表皮は、平均約0.2ミリの薄い膜で、「角質層(かくしつそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層から構成されています。

表皮の一番表面にある角質層は、角質細胞と細胞間脂質で構成され、表面にある「皮脂膜」、角質細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」、角質細胞をつなぐ「細胞間脂質」などの保湿因子によって、皮膚の潤いは一定に保たれています。

これらの保湿因子はターンオーバーの過程で生成されていくので、加齢などによってターンオーバーの周期が乱れると、細胞間脂質の主成分であるセラミドなどが減少し、水分が保持できなくなり、皮膚が乾燥します。

すると、角質層が持っている、外部から水分や菌などが侵入したり、体の水分が蒸発したりするのを防ぐバリア機能が低下し、皮膚の状態が悪化します。

頭皮を乾燥から守りましょう


頭皮の乾燥を防ぐ為に、自分で行える対策があります。

加齢を止めることはできませんが、頭皮の老化の進行を遅らせ、頭皮環境の悪化を防ぎましょう

シャンプー

フケを落とそうとして、洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、頭皮の皮脂を必要以上に落とすので、頭皮を保護する力が弱まり、水分が蒸発してしまいます。

すると、頭皮がもっと乾燥し、より一層フケが増える原因になります。

頭皮の保湿

頭皮の潤いを補う為に、頭皮用保湿ローションやオイルなどを用いるのも効果があるといわれています。

自分に合ったものを見つけ、加齢によって失われる水分や油分を補いましょう。

紫外線対策

紫外線を浴びることで、肌だけでなく、頭皮も老化します。

頭皮の老化はフケを増やすだけでなく、髪の成長にも悪影響を及ぼし、薄毛や抜け毛の原因にもなります。

帽子をかぶったり、日傘をさしたりするなど、紫外線から頭皮を守るように心がけましょう。

体の中からのケアも大切です

頭皮の潤いを補う為に、加齢によって減少する成分を食物から摂取するようにしましょう。

セラミド

セラミドは頭皮の潤いに必要なものです。

こんにゃくの原料であるこんにゃく芋には、セラミドが豊富に含まれています。

その他、黒豆やひじき、ごぼうなど、黒い食品にセラミドが多く含まれているといわれています。

コラーゲン

表皮を支える真皮は、皮膚に潤いや弾力性を与えます。

その真皮の大部分を占めるコラーゲンは、フカヒレ、鶏の手羽先・軟骨、牛すじ、ウナギ、魚の皮などに含まれています。

これらは体内で一度分解され、コラーゲンに再合成されるので、再合成に必要なビタミンCも摂取しましょう。

ビタミンB6

アミノ酸は肌のハリや潤いを保つ為に欠かせません。

ビタミンB6は、まぐろ、かつお、鮭などの魚類、レバー、ピスタチオなどに多く含まれており、アミノ酸の合成や分解を手助けします。

食品から全てを補うことは難しいので、必要に応じてサプリメントを摂取しても良いでしょう。

栄養バランスの良い食生活を送り、加齢に負けない健やかな頭皮を育ててください。

(まとめ)老化によってフケが増えるというのは本当ですか?

1. 加齢による頭皮の老化はフケの原因の一つです

加齢により、ターンオーバーの周期が遅くなったり、皮脂の分泌量が減少したりすると、頭皮環境が悪化し、フケが増える可能性があります。

体の外と中からケアを行い、頭皮の状態を正常に戻せば、フケを減らせます。

2. 角質層のバリア機能で皮膚の水分は保持されています

皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質などの保湿因子は、ターンオーバーの過程で生成され、肌の潤いを保ちますが、加齢などでターンオーバーの周期が乱れると、バリア機能が低下し、皮膚の状態が悪化します。

3. 頭皮を乾燥から守りましょう

洗浄力が強すぎるシャンプーは、皮脂を落としすぎるので、頭皮を保護する力が弱まり、乾燥を招きます。

頭皮用保湿ローションなどを用いたり、帽子や日傘などで紫外線を防いだりして、頭皮を保護しましょう。

4. 体の中からのケアも大切です

頭皮の潤いに欠かせないセラミドを多く含むこんにゃく、ビタミンB6を多く含む魚類など、加齢によって減少する成分を食物から摂取できます。

コラーゲンを含む食品はビタミンCも一緒に摂取するようにしましょう。