卵黄はフケ対策のために重要な成分が含まれています


卵はタンパク質とアミノ酸を始めとした、多くの栄養が含まれている完全栄養食品だといわれています。

卵の栄養のほとんどは、卵黄に入っています。

人の髪に対しては、例えば、卵黄に含まれるレシチンは水分と油分を乳化させる性質をもち、頭皮の潤いを保つのに役立ちます。

レシチンが不足すると頭皮が乾燥し、フケが増えることになるのです。

また、同じく、卵黄に含まれるビオチンはビタミンBの一種です。

これが不足すると毛髪のハリがなくなったり、肌荒れや皮膚炎になってフケが増えたりしてしまいます。

卵黄を摂っていても、卵黄に入っている栄養成分が何らかの理由で不足すれば、フケが増えたり、頭皮環境が悪化したりするでしょう。

レシチンやビオチンは卵黄に多く含まれていますが、他の食べ物にも、他の栄養素とともに含まれています。

だから卵黄にこだわりすぎるあまり、他の食べ物を摂らないことは栄養バランスを崩し、頭皮や毛髪の育毛環境の悪化に繋がります。

色々な食べ物に含まれる様々な成分がバランスよく体内で働くことで、頭皮や毛髪の健やかな環境は維持されるのです。

卵黄に含まれるレシチンは、頭皮に潤いを与えます

レシチンは、人の全細胞の中に、核や細胞膜、脳の神経伝達物質として存在しています。

そして、レシチンは水と油を上手に混ぜ合わせる性質をもっています。

卵黄から抽出されたレシチンは、天然の乳化剤として食品や化粧品、シャンプーなどに使われています。

これはレシチンが頭皮や皮膚に油分を与え、頭皮や肌に蓋をするように働くことで水分の蒸発を防ぎ、乾燥から守る機能をもつからです。

レシチンが不足すると、細胞の新陳代謝が衰え、肌が乾燥したりシミが増えたりします。

しかし卵黄に含まれるレシチンは、加熱すると壊れてしまうので注意が必要です。

卵黄には、多くのレシチンが含まれており、一度に量を摂取しやすいのですが、ごま油や小魚、レバーにもレシチンは含まれています。

特に大豆製品に含まれるレシチンは、脂質代謝やコレステロール低下に効果があるといわれています。

卵黄に含まれるビオチンは頭皮環境を乾燥から守る


卵黄に多く含まれているビオチンは、ビタミンHとか、ビタミンB7と呼ばれます。

卵黄から発見されましたが、他にも、レバーやピーナツバターなどに多く含まれています。

ビオチンは、タンパク質やアミノ酸の代謝に使われ、毛髪や、頭皮を含む皮膚の健康を保つために役立ちます。

また、ビオチンは体内でコラーゲンを生成するのに使われ、ハリのある毛髪を育てるために必要なものです。

ビオチンが不足すると、肌荒れや皮膚炎になりやすくなり、フケが増えるといわれます。

水溶性ビタミンの一種なので、摂りすぎても体外に出ていくはずのものです。

ただ、動物実験で、ビオチンの大量摂取により動物の胎児にリスクが生じたという報告もあるため、大量摂取は控えましょう。

また、生卵の卵白に含まれるアビジンはビオチンの吸収の邪魔をします。

ビオチンは熱に強いので、加熱されたものを食べると効果的といわれます。

レシチンとビオチンを効率よく摂るには、加熱温度は半熟で

結局、どのように食べればよいのでしょうか?

  • レシチンを上手に食べるコツ

    卵黄内のレシチンは60℃以上で加熱すると壊れてしまいます。

    卵かけご飯は最も簡単にレシチンを摂る方法ですが、生卵が苦手という人もいるでしょう。

    したがって、ポーチドエッグや「半熟」卵などの状態ならば、比較的簡単に料理でき、食べやすいといえます。

  • ビオチンを効率よく摂取するコツ

    ビオチンを摂取したいときの注意は、加熱しない状態の卵白に含まれるアビジンを一緒に摂らないことです。

    よって生卵の状態で食べる場合や、生で卵白と卵黄を混ぜてから料理する場合、ビオチンを効率よく摂取できなくなります。

    その上、卵を高温で長時間加熱すると、黄身内のビオチンやタンパク質も変性し、消化も悪くなります。

    したがって、黄身が「半熟」の目玉焼きやゆで卵、ポーチドエッグなどの料理だと効率よくビオチンが摂れるでしょう。

    レシチンとビオチンの両方を効率よく摂るには、卵を半熟で食べるのがよいでしょう。

(まとめ)卵黄はフケ対策からみて重要ですか?

1. 卵黄はフケ対策のために重要な成分が含まれています

卵黄には不足するとフケが増えてしまう成分が多く含まれています。

レシチンは乳化性質があり、頭皮に潤いを与えます。

ビオチン不足になると、フケや皮膚炎が起こります。

これらは卵黄以外にも少量ながら含まれているので、バランスよく食べることが大切です。

2. 卵黄に含まれるレシチンは、頭皮に潤いを与えます

レシチンはすべての細胞の中に存在し、水と油を乳化させる性質をもっています。

シャンプーなどの化粧品や食品などにも使用されています。

レシチンは頭皮に油分を与え、新陳代謝を助けることでフケ対策になります。

卵黄内のレシチンは加熱すると壊れてしまいます。

3. 卵黄に含まれるビオチンは頭皮環境を乾燥から守る

ビオチンはビタミンB群の一種で水溶性です。

タンパク質やアミノ酸の代謝、コラーゲンの生成に使われます。

よって、頭皮の潤いや毛髪のハリに欠かせません。

加熱されても摂取可能ですが、摂りすぎると体外に排出されます。

4. レシチンとビオチンを効率よく摂るには、加熱温度は半熟で

卵かけご飯は効率よくレシチンを摂取できます。

また、生の卵白内のアビジンはビオチン摂取を阻害します。

よって、目玉焼きや半熟ゆで卵、ポーチドエッグなどの、白身は白く固まって黄身と分かれ、黄身が半熟に加熱された卵料理が最も適しているといえるでしょう。