白髪と女性ホルモンは、直接関係しているとはいえません


女性ホルモンは、髪の成長に欠かせないホルモンですが、それが直接白髪の生えてくるメカニズムとは関係ないといわれています。

なぜなら、白髪が生えてくる根本的な原因は、頭皮にあるメラノサイトが機能せず、色素が作られなくなることだからです。

しかし、メラノサイトの働きを低下させてしまう原因と、女性ホルモンが低下する原因には、共通点があるのも事実です。

たとえば、メラノサイトの機能低下を起こす原因には、不規則な生活や不摂生な食事、ストレス過多などありますが、これは女性ホルモンの乱れる原因でもあるのです。

また、女性ホルモンが減少する年齢やタイミングと、白髪が生えやすくなる時期が同じであるため、女性ホルモンと関係があると思われてしまいがちなのでしょう。

とはいえ、白髪が生えてくるしくみの中に、直接的に女性ホルモンが関わっているわけではないので、白髪と女性ホルモンの減少とは、分けて考える必要があるのではないでしょうか。

白髪は、メラノサイトで色素がつくられないことが原因です

白髪の生えてくるメカニズムと白髪の原因についてみていきましょう。

白髪のメカニズム

そもそも、人の髪の毛の色は、頭皮にあるメラノサイトと呼ばれる細胞の働きによって決まります。

メラノサイトでは、色素がつくられており、これが髪の毛に含まれることで、髪には色がついているのです。

しかし、メラノサイトは何らかの原因によって機能が低下したり、機能しなくなったりします。

すると、髪の毛に色がつかず、白髪が生えてきてしまうのです。

白髪の原因

主な原因は、老化です。

年齢が上がるにつれて、メラノサイトも老化し、機能が低下します。

40代頃から白髪が目立つようになるのは、このためです。

しかし、メラノサイトの機能を低下させる原因は、老化以外にもあります。

例えば、ストレスや栄養不足、不規則な生活などです。

これらによっても、メラノサイトはうまく働けなくなるので、若い世代の人でも、白髪が生えてくる可能性があるのです。

ただし、老化と違い、一時的にメラノサイトが機能していない場合が多く、適切な対処によって改善が見込まれます。

女性ホルモンが減りやすい時期には、白髪に注意しましょう


女性ホルモンの分泌量は、女性の一生のなかで、不安定になってしまう時期があります。

この時期は、ホルモンバランスが乱れやすいために抜け毛や薄毛に悩んだり、白髪が生えたりしやすい時期なので、注意が必要です。

出産後

妊娠中は、比較的安定している女性ホルモンですが、出産後は一気に減少してしまいます。

すると、女性ホルモンの急激な変化に伴い、体調を崩しやすい状態となります。

さらに出産後は、慣れない育児のストレス、睡眠不足、赤ちゃんのお世話に追われてままならない食事などによって、頭皮と髪に相当な負担がかかる時期でもあります。

そのため、この時期は、年齢を問わず白髪が生えやすい時期ともいえるでしょう。

更年期

更年期は、閉経のために女性ホルモンが急激に減少する時期です。

それと同時に、頭皮のメラノサイトも加齢による老化で、活動が鈍くなり白髪が生えやすい時期でもあります。

また、ホルモンバランスの乱れによる抜け毛、薄毛に悩み始める女性も多くなります。

白髪を改善するためにできることは、3つあります

白髪の主な原因は、メラノサイトの老化です。

老化によって起こる白髪は、改善するのが難しいのが現状です。

そのため、加齢に伴って出てくる白髪は、白髪染めをうまく使ってカバーするのが得策でしょう。

しかし、白髪の原因には、加齢以外にもあります。

その場合は、ある程度改善が可能だといわれています。

その方法は、大きく分けて3つあります。

生活改善

睡眠不足や運動不足、生活リズムの乱れは、メラノサイトの機能を低下させる原因です。

そのため、生活リズムを整え、十分な睡眠と運動の時間を確保しましょう。

食生活の見直し

栄養不足は、頭皮の働きを鈍らせる要因です。

しっかり3食バランスのとれた食事で、髪の成長に必要な栄養素をとるようにしましょう。

ストレス解消

ストレスを感じると、メラノサイトの機能が停止してしまうことがあります。

ストレスを溜めこまないように上手に発散して、頭皮環境の改善を行いましょう。

(まとめ)女性ホルモンが減ると、白髪が生えてくるのですか?

1. 白髪と女性ホルモンは、直接関係しているとはいえません

女性ホルモンは、髪の成長に欠かせないホルモンであるため、女性ホルモンが減ると白髪が生えてくると思われがちです。

しかし、白髪はメラノサイトという細胞が色素をつくれなくなることが原因であるため、女性ホルモンが直接関わっているとはいえません。

2. 白髪は、メラノサイトで色素がつくられないことが原因です

髪の毛の色は、頭皮にあるメラノサイトと呼ばれる細胞が色素をつくることで決まります。

ところが、メラノサイトは、加齢やストレス、栄養不足、不規則な生活によって、機能が低下し、色素をつくれなくなることがあります。

色素ができないと、髪の毛に色がつかず、白髪になってしまうのです。

3. 女性ホルモンが減りやすい時期には、白髪に注意しましょう

出産後や更年期は、女性の一生の中でも、女性ホルモンの分泌量が減ったり、ホルモンバランスが乱れたりしやすい時期です。

そのため、抜け毛や薄毛といったトラブルを抱えることがあります。

また、育児疲れやストレス、加齢によって白髪が生えやすい時期でもあるので注意しましょう。

4. 白髪を改善するためにできることは、3つあります

加齢以外の要因による白髪の場合、改善できる可能性があります。

改善を目指すのであれば、メラノサイトの活動を妨げないようにするために、生活改善、食生活の見直し、ストレスを発散することなどに気を配るようにしましょう。