頭皮も髪の毛先も、かなり乾燥しているのかもしれません


毎日、洗髪してヘアケアも万全にしているつもりなのに、頭皮脂が気になる、という女性は多いと思います。

しかも頭皮の脂っぽさを実感している一方で、髪の毛先は意外にもパサパサしていて、乾燥しているのか脂っぽいのかわからない! という状況に陥ってはいませんか?

髪の毛先のパサつきが証明しているとおり、この状態は「頭皮や髪の乾燥状態」であることが多いようです。

乾燥の結果、頭皮が自己防衛のために皮脂を過剰分泌している恐れがあります。
考えられる原因の1つは、「洗髪による皮脂の落としすぎ」です。

脂っぽさやニオイを防ごうとして、洗浄力の強いシャンプー剤を使用したり、朝晩シャンプーしたりすると、頭皮脂の落としすぎにつながり頭皮や髪にダメージを与える恐れがあります。

原因の2つ目としては、年齢による頭皮や髪の保湿力の低下があげられます。

10代・20代に比べると、30代以降は肌と同様に頭皮も老化し、保水力や修復力が低下していきます。

それにしたがって、頭皮を土壌として栄養や水分補給をしている髪の毛も、影響を受けてしまいます。

頭皮の状態や年齢の変化に合ったシャンプー剤の選択や洗髪方法、生活改善をしていきましょう。

洗いすぎによって起こることがある、頭皮や髪の乾燥

頭皮の脂っぽさと、髪の毛先のパサつきが同時に起こっている、という女性は意外に多いようです。

この場合、皮脂を抑えるケアをすべきか、乾燥を防ぐケアをすべきか迷ってしまいそうです。

この一見反対に見える現象は、どちらも「乾燥」が原因で起こっている場合があります。

人と接する仕事をしていたり、オシャレを楽しんだりしていると、頭皮や髪のニオイは当然気になります。

そのため清潔にしようと心がけるあまり、いきすぎた洗髪で頭皮が乾燥気味になっている可能性があるのです。

たとえば次のような場合は、頭皮は乾燥気味の恐れがあります。

・汗をかきやすい季節は、夜と朝と2回シャンプー剤を使って洗髪している

・脂っぽいのが気になるので、スッキリ感のあるアルコール系シャンプー剤を使用している

・家族で男性用のシャンプー剤を共用している

いずれの場合も、洗髪で皮脂の取りすぎにより、頭皮は乾燥状態に陥っている恐れがあります。

あまり頻繁に洗髪すると、頭皮の皮脂分泌が間に合わなかったり、皮脂の過剰分泌を生み出したりすることがあります。

シャンプーの成分名に「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」といった表記があるものは、高級アルコール系と呼ばれる、洗浄力の強いシャンプー剤なので、頭皮の状態をよくチェックすることが必要です。

また男性用のシャンプーは洗い上がりの爽快感が人気ですが、男性に比べて皮脂量が少なめの女性が使用すると、皮脂の落としすぎにつながることがあります。

頭皮の乾燥が、皮脂の過剰分泌を呼び起こすことも


本来、頭皮の皮脂は、頭皮や髪を保護する天然のトリートメントのような役割を果たしています。

夜に洗髪した場合、就寝中に皮脂が適度に分泌され、時間をかけて頭皮から毛髪へと皮脂が浸透していきます。

このサイクルが順調であれば、頭皮も髪の毛先も適度に潤った状態を保つことができます。

しかし洗髪のしすぎや皮脂の落としすぎによってこのサイクルが崩れ、仮に頭皮が乾燥状態に陥ると、頭皮は「皮脂が足りない」と判断して過剰に皮脂を分泌します。

その結果として私たちは頭皮の脂っぽさを感じてシャンプー剤による洗髪を繰り返し、頭皮と髪の乾燥は改善されないまま、再び皮脂の過剰分泌が起こる、という悪循環に陥るのです。

これが「頭皮は脂っぽく、毛先はパサパサ」の状態ということになります。
また年齢を重ねることによる肌質の変化も、頭皮の乾燥原因の1つです。

10代・20代に比べて、30代・40代と年齢を重ねるにつれて肌は乾燥しやすくなり、顔用に研究されたマイルドな石けんや特別なクレンジングを選んでいる、という女性は多いと思います。

それと同じことが、頭皮にもいえるのです。

ヘアパックやアウトバストリートメントを試してみても、一時的な改善でしかなく、頭皮の乾燥状態を直さないままだとすべては対症療法のようになってしまい、根本的な改善には至らないようです。

頭皮の脂を取りすぎない洗髪を心がけ、皮脂バランスを正常に維持できるようにすることが、髪の潤いへの近道でもあるのです。

皮脂を落としすぎないシャンプー選びを

まずは今使っているシャンプー剤を見直してみましょう。

これまで、香りや洗い上がりのよさでシャンプー剤を選んでいたとしたら、それをひとまず忘れて、洗浄成分で選んでみるのも頭皮改善の方法です。

おすすめは、アミノ酸系のシャンプーです。

アミノ酸系の洗浄成分は、皮膚と同じ弱酸性なので頭皮にも優しく、汚れを落とす力も比較的マイルドなものがほとんどのようです。

そのため必要な皮脂を残しながら汚れを取り去ることができるとされています。

アミノ酸系の成分としては、「ココイル」「アラニン」「グルタミン酸」「グリシン」といった名称部分があれば、それに当たります。

以前は、アミノ酸系シャンプーというと洗浄力が弱いため、汚れを落としきれない・スッキリしない・フケやかゆみが出る、といったような洗い上がりの不満を感じる場合も多かったようです。

しかし最近のアミノ酸系シャンプーは、泡立ちもよく頭皮をスッキリ洗い上げることのできる製品が増えています。

アミノ酸系の頭皮ケア用シャンプーも登場しています。

頭皮が皮脂過剰に陥っている場合、正常な皮脂量に戻すには少し時間がかかるかもしれません。

また使い慣れたスッキリ系のシャンプーからアミノ酸系のシャンプーに切り替えると、しばらくは頭皮の重さや香りの違いに違和感を覚えることもあるでしょう。

頭皮のようすを日々チェックしながら、気長に試してみてください。

またセラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの、保湿成分や保湿をサポートする成分が配合されたシャンプー剤も登場しているようです。

頭皮の乾燥が気になる場合は、このような製品をチェックしてみるのもよいでしょう。

頭皮に合わせて「お湯洗い」も試す価値あり


最近よく耳にする「お湯洗い」「湯シャン」も、頭皮や毛先の乾燥改善にはおすすめです。

通常の皮脂や汚れであれば、40度前後のお湯で洗い流すことが可能といわれており、必ずしも毎日シャンプー剤を使用しなくても、日々の洗髪は十分ともいえます。

ただしヘアワックスやスプレー等を使用している場合は、洗い残してしまう恐れもあるため、避けたほうがよいかもしれません。

また完全にお湯洗いに切り替えてしまわなくても、1日おき3日おきなど、シャンプー剤を使う日とお湯洗いの日を組み合わせるのも気軽に始める秘訣です。

お湯だけで洗髪をする場合のポイントは、きちんと時間をかけて頭皮まで洗い流す、ということです。

シャンプー剤をつけて洗い、その泡まで洗い流すという工程がない分、ついつい手早くお湯で流して終了してしまいがちです。

しかしシャンプー剤をつけて洗髪する時と同じ工程を頭の中で思い描きながら洗う、というのが、「お湯洗い」ではおすすめです。

お湯洗いは、次のようなステップでおこないましょう。

・洗髪前に、ヘアブラシで丁寧に髪をとかし、頭皮の皮脂を浮き上がらせておく

・40度を超えないお湯、できれば38度程度に設定する

・5分程度の時間をかけて、シャワーを当てて髪をかき分けながら、頭皮をマッサージするように丁寧に指を動かして洗い流す

・コンディショナーは使用しないか、髪の先だけにつけてしっかり洗い流す

女性の場合、一般的には耳まわりや首筋に近い部分の髪が長めであることが多いため、どうしてもその周辺に汚れがたまったり、洗い残したりということになりがちのようです。

お湯洗いの場合にも、とくに気をつけて耳まわりや首筋を洗い流すようにしましょう。

頭皮の保湿を促す食事と生活習慣

肌と同じように頭皮も、良好な健康状態を保つためには食事や生活習慣が大切になってきます。

十分な睡眠を確保し、過剰なストレスを減らすように心がけながら生活していきましょう。

肌や頭皮への修復や栄養補給は、22時から午前2時頃にかけて分泌される、さまざまなホルモンによっておこなわれるといわれています。

さらには睡眠の質もかかわっており、ノンレム睡眠といわれる、いわゆる熟睡モードが重要とされています。

また体を潤してくれる働きのある食材を積極的に摂りながら、肌や髪への栄養補給を意識した食生活を目指しましょう。

体を潤してくれる食材としては、豆類やイモ類など甘みを感じる野菜・ナッツ類・ドライフルーツなどの木の実や果物などです。

食事やおやつとして、楽しみながら補給するとよいでしょう。

辛いものや刺激の強いものは血行促進にはつながりますが、摂りすぎると体の内外が乾燥する原因となることがあるので注意しましょう。

ビタミンB群・C・Eを含む食品を意識して摂ることで、肌や頭皮への栄養補給や心身のバランスを取り戻す効果が期待できます。

(まとめ)頭皮脂が気になるのに毛先はパサパサ。これどういうこと?

1. 頭皮も髪の毛先も、かなり乾燥しているのかもしれません

この状態は「頭皮や髪の乾燥状態」で、頭皮が皮脂を過剰分泌している恐れがあります。

原因としては、洗髪による皮脂の落としすぎや年齢による頭皮や髪の保湿力の低下があげられます。

2. 洗いすぎによって起こることがある、頭皮や髪の乾燥

清潔にしようと心がけるあまり、いきすぎた洗髪で頭皮が乾燥気味になる可能性があります。

日に2回洗髪する・アルコール系シャンプー剤を使用している・男性用のシャンプー剤を共用しているなどは、皮脂の取りすぎにより乾燥状態に陥っている恐れがあります。

3. 頭皮の乾燥が、皮脂の過剰分泌を呼び起こすことも

洗髪のしすぎや皮脂の落としすぎによって乾燥状態になると、頭皮は「皮脂が足りない」と判断して過剰に皮脂を分泌します。

また年齢を重ねることによる肌質の変化も、頭皮の乾燥原因の1つです。

4. 皮脂を落としすぎないシャンプー選びを

シャンプー剤のおすすめは、アミノ酸系のシャンプーです。

アミノ酸系の洗浄成分は、皮膚と同じ弱酸性なので頭皮にも優しく、汚れを落とす力も比較的マイルドですが、アミノ酸系の頭皮ケア用シャンプーも登場しています。

5. 頭皮に合わせて「お湯洗い」も試す価値あり

最近よく耳にする「お湯洗い」「湯シャン」も、頭皮や毛先の乾燥改善にはおすすめです。

ポイントは、きちんと時間をかけて頭皮まで洗い流す、ということです。

耳まわりや首筋は、とくに気をつけて洗い流すようにしましょう。

6. 頭皮の保湿を促す食事と生活習慣

頭皮の良好な健康状態を保つために、十分な睡眠を確保し、ストレスを減らすように心がけながら生活していきましょう。

また体を潤す働きのある食材を積極的に摂り、肌や髪への栄養補給を意識した食生活を目指しましょう。