酸化した頭皮脂が分解されると不快な臭いが発生します


他人の頭皮の臭いで不快な思いをしたことや、自分の頭皮が臭っていないか心配になったことがありませんか?
頭皮の嫌な臭いは、酸化した頭皮脂が原因です。

頭皮脂はもともと、不快な臭いを発するものではありません。
分泌されてから時間が経つと、酸化を始めます。

酸化された頭皮脂は常在菌によって分解されていくのですが、そのときにノネナールという臭いの物質を発します。
そのノネナールこそが、不快な臭いの正体なのです。

加齢臭と呼ばれている臭いも、このノネナールによるものだといわれています。
頭皮脂が過剰であるほど酸化が起こりやすいですし、常在菌も大量繁殖しノネナールの発生も盛んになります。

頭皮脂を酸化させないために、洗髪で余分な皮脂をしっかりと洗い流したいものです。

せっかく洗髪をしていても、洗い方が十分でないと余分な皮脂を落としきることができないので、注意が必要です。

また頭皮環境を良好に保ち、皮脂過剰を起こさないことも大切となってきます。

正しい洗髪方法で頭皮脂をしっかりと洗い流しましょう

ブラッシングと予洗いで効率よく頭皮脂を洗い流す

頭皮脂が酸化しないように、その日に溜まった余分な皮脂を洗髪で洗い流す必要があります。

しかし正しい方法で洗髪ができていないと、皮脂の洗い残しが起きてしまいます。
それでは余分な皮脂をしっかりと落とす正しい洗髪方法とは、どのようなものなのでしょう。

正しく洗髪を行うために、まずは髪をぬらす前にブラッシングを行ってください。

ブラッシングをすることで絡んだ髪を解いておくと、頭皮が洗いやすくなり、汚れを効率よく落とすことができるためです。

次にシャワーのお湯だけで頭皮や毛髪を洗う、予洗いを行いましょう。

シャンプー剤は使わずシャワーのお湯のみで洗い流すだけで、汚れをかなり落とすことができ洗い上がりが違ってきます。

予洗いは、2分ほど続けてください。

シャンプー剤はあらかじめ泡立てておく

予洗いを終えたら、シャンプー剤を使用して頭皮を洗っていきます。
シャンプー剤を使うときのポイントは、手のひらであらかじめ泡立てておくことです。

片手に適量のシャンプー剤をのせたら少量の水を加えて、もう片方の手のひらを合わせて力を入れずによくこすり合わせるのが、泡立てるコツです。

泡立てたシャンプー剤で頭皮を洗う際には、生え際から頭頂部に向かって洗っていくとよいでしょう。

頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗うのですが、力を入れすぎたり爪を立てたりしないように注意をしてください。

シャンプー剤で洗い終わったら、すすぎを行いますが、流し残しのないようにしましょう。

すすぎが不十分なためにシャンプー剤が頭皮に残ってしまうと、頭皮環境を乱してしまいます。

洗髪後はタオルで優しく水分を拭い、早めにドライヤーで乾かしましょう。

洗髪のしすぎは皮脂分泌を加速させてしまいます

頭皮の洗いすぎは逆効果に

余分な皮脂を洗い流そうとして、頭皮を洗いすぎるのは逆効果になります。

皮脂は、頭皮を乾燥から守るという大切な役割をしています。

そのため頭皮には適量の皮脂が必要なのですが、頭皮を洗いすぎてしまうと必要な皮脂まで洗い流してしまうことになります。

すると頭皮を乾燥から守るため皮脂分泌が活発になり、これが皮脂過剰を招くことになるのです。

皮脂過剰になり、頭皮に余分な頭皮脂が多くなると、酸化も起こりやすくなり不快な臭いの発生につながってしまいます。

1日に何度も洗髪をすることや、こすり洗いのしすぎには注意をしてください。
洗髪は、日に一度を目安に行うとよいでしょう。

ヘッドスパで頭皮環境をリセット

きちんと洗髪をしているけれども、余分な頭皮脂をしっかりと洗い流せているのかわからないという人には、サロンで受けるヘッドスパがおすすめです。

ヘッドスパは、専門のスタッフが頭皮の洗浄を行い、マッサージによって頭皮の血行を促すというものです。

余分な頭皮脂や汚れをしっかりと洗い流すことができますし、血行を促進することで頭皮環境の改善にもつながります。

また頭皮の血行が促されることで、施術後に頭や首・肩などがすっきりと軽くなったと感じる人も多いようで、定評のある施術となっています。

良好な頭皮環境を保つためには、1ヶ月か2ヶ月に一度程度のペースで、ヘッドスパの施術を受けるとよいとされます。

余分な皮脂や頭皮環境が気になっているという人は、ヘッドスパを試してみるのもよいでしょう。

頭皮脂の酸化を防ぐには皮脂過剰を予防しましょう

皮脂過剰はさまざまなヘアトラブルの元

皮脂過剰を起こすと、余分な皮脂が頭皮に残りやすく、酸化もしやすくなります。

ですから酸化した皮脂が常在菌に分解されることで発生する嫌な臭いを防ぐためには、皮脂過剰を起こさないことが大切です。

頭皮が皮脂過剰だと、不快な臭いの発生のほかにも、さまざまな弊害があります。

たとえばヘアサイクルが乱れることで、新しい髪が育ちにくくなってしまいます。
生えた髪は5年程度、成長を続けます。

その時期を成長期と呼ぶのですが、それ以後の髪は退行期という時期に入り、間もなく休止期へ移行し抜けていくのです。

そのような仕組みで髪の寿命は通常5年前後となっているのですが、ヘアサイクルが乱れると、もっと早い期間で髪は成長を止め抜け落ちてしまいます。

髪が抜けた毛根は3ヶ月ほどで新しい髪が生えるのですが、ヘアサイクルが乱れていると新しい髪がなかなか生えてきません。

皮脂過剰が脂漏性皮膚炎を招く

皮脂過剰は、脂漏性皮膚炎を発症することがあります。

脂漏性皮膚炎は、皮脂が多いためにそれを養分とする常在菌が大量繁殖し、頭皮が刺激を受けることで炎症を起こすというものです。

脂漏性皮膚炎になると、洗髪をしても頭皮のベタつきが解消されないことが多いようです。

またフケが増えたり、患部か赤みを帯びたり、かゆくなるという症状があります。

悪化すると湿疹ができ、患部の髪が抜け落ちてしまうことがあるので、兆候がみられたら脂漏性皮膚炎を疑い早めに対処するとよいでしょう。

脂漏性皮膚炎は自分で治しにくいものなので、専門医に診てもらい治療することをおすすめします。

生活習慣の乱れは皮脂過剰の原因となります

睡眠不足や運動不足に注意を

頭皮脂の酸化を起こしやすくする皮脂過剰を予防するには、生活習慣に気を配りたいものです。

まずは睡眠を十分にとることが大切です。
毎日、7時間は眠るようにして、遅くとも0時までには寝つくようにしてください。

睡眠不足や夜更かしは皮脂過剰につながることがあるので、控えましょう。
また皮脂過剰の予防には適度な運動を習慣づけたいものです。

息切れするような激しい運動である必要はありません。
ウォーキングやストレッチなどムリなくできるものを、継続するとよいでしょう。

喫煙や過度な飲酒も皮脂過剰を加速

ストレスも皮脂過剰を招くことがあります。

仕事や人間関係でストレスが溜まりやすい生活をしている人は、上手にストレスを解消したいものです。

プライベートの時間にはリラックスして過ごし、気分転換できる趣味などをみつけてリフレッシュするよう工夫をしましょう。

また喫煙も頭皮脂の分泌に悪影響を及ぼします。
タバコに含まれるさまざまな有害物質が、皮脂分泌を加速させるためです。

さらに喫煙によってビタミンCが壊されることで、皮脂の過剰分泌を抑える作用が働かなくなってしまいます。

過度な飲酒にも注意が必要です。
多量の飲酒をすることで糖質も多く摂取することになりますが、糖質過多は皮脂過剰につながるからです。

また過度に飲酒をすることで、アルコールを分解するためにビタミンB2が消費されます。

ビタミンB2は皮脂の分泌量を調整しているのですが、多量の飲酒により体内のビタミンB2が不足すると、皮脂の分泌量が乱れてしまいます。

頭皮脂の量が多いと感じている人は、喫煙や過度な飲酒は控えたほうがよいでしょう。

栄養バランスのとれた食生活で頭皮環境を整えましょう

偏った食生活は頭皮環境を乱す

食生活の乱れも、頭皮脂の分泌量に悪影響を与えます。
脂っこい料理や肉ばかり食べるという人は、要注意です。

また麺やパンなどの炭水化物や甘いものを多く食べると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。

さらにファストフードやスナック菓子、インスタント食品を食べる機会が多い人も、皮脂分泌が多くなりがちです。

外食やテイクアウトの食べ物で食事を済ませることが多いという人は、このような皮脂分泌を加速させるものをとる機会が多くなるので、なるべく家で作った料理を食べるよう心がけるとよいでしょう。

栄養バランスのよい食生活が大切

皮脂過剰を防ぐための食生活は、バランスよく食べることがポイントです。
主食の炭水化物や主菜の肉料理だけでなく、野菜も十分にとるようにしましょう。

さらにワカメやヒジキなどの海藻や納豆、豆腐などの大豆食品のほか、納豆や味噌などの発酵食品なども積極的にとり入れるとよいでしょう。

また魚料理も意識して食べるようにしたいものです。

現代の日本人は魚を食す機会が減っていますが、イワシやサバなどの青魚は頭皮環境によいとされる成分を含んでいます。

魚料理は手間がかかると感じるかもしれませんが、そのような人には手軽に魚を食べることができる缶詰をとり入れるのがおすすめです。

頭皮脂が過剰傾向にある人は、自身の食生活を振り返ってみましょう。

外食が多い・肉料理や揚げ物・炭水化物・甘いものを好んで食べる・好きな食品ばかり偏って食べているというような人は、栄養バランスのよい食生活への改善に努めるとよいでしょう。

(まとめ)頭皮脂が分解されると嫌な臭いが発生するって本当ですか?

1. 酸化した頭皮脂が分解されると不快な臭いが発生します

分泌されて時間が経った皮脂は、酸化していきます。
酸化した皮脂が常在菌によって分解されるときに、不快な臭いを放つノネナールという成分が発生します。

皮脂の酸化を防ぐには、洗髪で余分な頭皮脂を洗い流すことが大切です。

2. 正しい洗髪方法で頭皮脂をしっかりと洗い流しましょう

余分な頭皮脂を効率よく洗い流すためには、洗髪前のブラッシングやお湯だけで頭皮を洗い流す予洗いをとり入れるとよいでしょう。

またシャンプー剤で頭皮を洗う際には、手のひらであらかじめ泡立てておきましょう。
頭皮は、指の腹で優しくマッサージするように洗うのがコツです。

3. 洗髪のしすぎは皮脂分泌を加速させてしまいます

頭皮脂を洗い流そうとして、洗いすぎてしまうと逆効果になります。
必要な皮脂まで洗い流されてしまうため、乾燥を防ぐために皮脂分泌が活発になるからです。

日に何度も洗髪することや頭皮の擦り洗いのしすぎなどは控えましょう。

4. 頭皮脂の酸化を防ぐには皮脂過剰を予防しましょう

頭皮の皮脂が過剰だと酸化が起こりやすくなるので、皮脂過剰を防ぎたいものです。
頭皮脂が過剰だと、臭いのほかにもヘアトラブルが起きやすくなります。

たとえばヘアサイクルが乱れて健康な髪が育ちにくくなったり、脂漏性皮膚炎を発症したりします。

5. 生活習慣の乱れは皮脂過剰の原因となります

生活習慣の乱れが、皮脂過剰につながることがあります。
睡眠時間が足りなかったり夜更かしをしたり、運動不足だったりすると、皮脂分泌が加速してしまいます。

またストレスや喫煙・過度な飲酒も悪影響を及ぼしますので、注意しましょう。

6. 栄養バランスのとれた食生活で頭皮環境を整えましょう

偏った食生活は、皮脂分泌を過剰にすることがあります。
脂っこい料理や肉料理・炭水化物・甘いものをたくさん食べるという人は、注意が必要です。

野菜や海藻・大豆食品・魚料理なども積極的にとり入れて、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。