体の外側と内側からのケアで、水分バランスを保ちましょう


同じ人でも髪の状態ひとつで、その人の印象は大きく変わります。たとえば、「脂っぽい髪の人」と「ツヤのある髪の人」ではどうでしょうか。

「ツヤのある髪の人」の方が、明るく元気なイメージになり好印象になるはずです。
では、この髪の脂っぽさやツヤ感を左右しているのは何でしょうか。

それが天然のコーティング剤ともいえる「頭皮脂」です。頭皮脂は、真皮という層に埋まっている皮脂腺でつくられ少しずつ分泌されています。

そして、頭皮脂は髪や頭皮を覆うことで水分の蒸発を防いだり細菌の侵入を防いだりとバリアの役割を果たしているのです。
つまり、皮脂腺がうまく活動し適度な頭皮脂が分泌していれば、美しい髪が維持できるというわけです。

しかし、頭皮脂の量は常に一定ではありません。たとえば、ストレスなどの影響から皮脂腺が活発になり皮脂量が増えることもあれば、季節の変化や加齢から皮脂量が不足することもあるのです。

そのため、余分な頭皮脂を取り除くためにシャンプーしたり、乾燥するときは頭皮用のローション剤を付けたりします。

また、食事改善ややストレス解消なども必要です。

このように皮脂腺の活動を安定させるには、体の外側と内側からのケアを意識して頭皮や髪の水分バランスを保つことが大切です。

皮脂腺は皮膚の真皮にある皮脂を分泌する器官です

皮脂腺とは、皮膚の内部にある、皮脂を分泌する器官です。
皮膚は、タイルのようにたくさんの細胞が重なってできています。

一番外側にある層を「表皮」、その下の層を「真皮」、そのさらに下の層を「皮下組織」と呼びます。この真皮にあるのが「皮脂腺」です。

真皮には他にも、毛をつくる毛包、汗を出す汗腺、血管、神経、筋肉などがあります。
このように皮膚は、複雑な構造をしているうえ「光」「温度」「細菌や真菌」などさまざまな刺激を受けています。

さらに、栄養状態や病気など、体のなかで起こる変化の影響も受けているのです。
そのため、皮膚の病気は幅広く、原因もさまざまあり、病気が起こりやすい場所です。

とくに、皮脂の分泌量がもっとも多い頭皮は、トラブルが発生しやすい場所といえます。

皮膚のはたらき

・全身を保護する
・呼吸する
・感覚機能(痛み、圧力、温度など)
・免疫機能
・有害物を排出する
・体温を一定に保つ
・日光に当たって、ビタミンDを合成するなど

皮膚の構造

①表皮
・厚さは約0.2 ㎜
・表皮はさらに角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれている

②真皮
・厚さは約2 ㎜
・弾力性やハリを保つ
・皮脂腺、汗腺、血管、神経などがある

③皮下組織
・皮下脂肪からできている
・クッション性がある
・体温を保つ

皮膚の付属器官

①汗腺
・全身にあるエクリン腺と、特定の場所にあるアポクリン腺がある
・汗を分泌して体温調整する

②皮脂腺
・手のひらや足の裏以外の全身にある
・弱酸性の皮脂膜をつくる
・殺菌作用がある

③毛・爪
表皮が変形したもの

頭皮脂は髪をコーティングするはたらきがあります


髪はもともと、死んでいる細胞です。それにもかかわらず、健康的でツヤのある髪に見えるのはなぜでしょうか。それは、髪の根本に皮脂腺があり、頭皮脂を出して、髪をコーティングしているからです。

しかし、頭皮脂の量は多すぎると髪がベタつく原因となり、逆に少なすぎると髪が乾燥する原因になります。そこで、大切になるのがシャンプーです。

余計な皮脂や汚れは、その日のうちに落としましょう。
その際、シャンプー剤は肌に合ったものを選び、頭皮が弱っているときは刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを使います。

次に、爪は短く切り、シャンプーのときは頭皮をかいたりゴシゴシ力をいれて洗ったりしないように気を付けてください。熱いお湯は刺激が強いため、ぬるま湯を使いましょう。
シャンプー剤は、よく泡立ててから使い、最後のすすぎは時間をかけて丁寧に行ってください。

頭皮の状態や季節の変化に合わせて、シャンプーを替えることがポイントです。

また、パーマやヘアカラーにも注意しましょう。パーマやヘアカラーは、薬剤にアレルギーがなければとくに問題ありません。

しかし、頭皮脂が気になるなど何かしら頭皮に問題を抱えている場合はおすすめできません。

施術前に何度も行うシャンプーや薬剤が刺激となり、頭皮トラブルが悪化してしまう可能性があるからです。
頭皮の健康状態を見極めて、自分の頭皮脂をうまく活用するようなヘアケアを心掛けましょう。

頭皮の状態とは

健康な頭皮・・・・青白い色

日焼けや炎症がある頭皮・・・ピンク色、赤みがある

皮脂が少ない頭皮・・・カサカサと乾燥している、粉っぽいフケ

皮脂が多い頭皮・・・ベタベタと湿気ている、大きなフケ

皮脂力を高めるために、ビタミンB2&B6を摂りましょう

頭皮脂は、シャンプー剤などによる外側からのケアも大切ですが、体の内側からのケアも忘れてはいけません。まずは、栄養バランスの良い食事を目指しましょう。

そして、髪にツヤを与えるような、質の良いサラサラの皮脂をつくり出すために、ビタミンB2とビタミンB6を積極的に摂りましょう。

ビタミンB群には、体や肌の調子を整え、脂肪の燃焼をサポートするはたらきがあるため皮脂力も高まるのです。

ただし、水溶性のビタミンB群は一度にたくさん摂取しても蓄積されることなく、体外に排出されてしまいます。そのため、栄養バランスの良い食事を取り入れたうえで、毎日、ビタミンB群を摂取するように心掛けましょう。

「ビタミンB2」と「ビタミンB6」の特徴

ビタミンB2(鶏レバー、ウナギ、納豆、卵、バナナ、じゃがいもなど)

・美容ビタミンともいわれる
・皮膚や粘膜を正常に保つ
・糖質、脂質、タンパク質の代謝をスムーズにする
・動脈硬化の原因となる過酸化脂質の分解に役立つ
・光に弱い性質があるため、保存に注意する
・欠乏症として、脂漏性皮膚炎、視力障害、疲労感、口角炎、口内炎などがある

ビタミンB6(ニンニク、鶏レバー、鶏のササミ、マグロ、カツオ、ゴマ、のりなど)

・タンパク質の代謝をスムーズにする
・神経の機能を正常にはたらかせる
・PMSやむくみなど女性特有の不調にも役立つ
・欠乏症として、貧血、口内炎、皮膚炎などがある

髪や頭皮のために、掃除して清潔な部屋を保ちましょう


・テレビにホコリがたまっている
・床が汚れている
・ゴミが散乱している
・シーツや枕カバーを洗濯していない
・しばらく掃除機をかけていない
・換気をしていない

あなたはいくつ当てはまりましたか。当てはまる数が多いほど、部屋が汚れている証拠です。

これでは、髪や頭皮にも悪影響があります。
せっかくシャンプーで頭を清潔にしても、ホコリが浮遊する部屋にいれば再び汚れが付いてしまいます。部屋は、いつでも清潔に保ちましょう。

また、ダニやカビは湿気があると繁殖するため、窓を開けて空気を入れ換えるようにしてください。
掃除が苦手な方、忙しくてなかなか掃除ができないという方は、空気清浄機を付けておくと、ホコリ予防になります。

髪や頭皮を元気にする快適空間の作り方

1、寝具の洗濯

汗や皮脂を吸いダニが繁殖しやすいシーツや枕カバーですが、天日干ししただけではその汚れを落とすことができません。

洗濯表示を確認して洗濯しましょう。汚れが気になるときは、液体酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。
家庭で洗濯できない寝具があるときは、クリーニング店を利用するのもよいでしょう。

2、拭き掃除

目には見えませんが、空気中にホコリが漂っています。とくに、電化製品は静電気の影響からホコリがたまりやすい場所です。

こまめに拭き掃除して、ホコリを取り除きましょう。
ホコリは「ダニの死骸やフン」「花粉」なども含まれているため、拭き掃除することでアレルギー対策にもなります。

皮脂腺の活動を安定させるためにはメンタルケアを忘れずに

皮脂腺が活発になるメカニズム

過度のストレス・更年期・加齢・ホルモンバランスの乱れなど

男性ホルモンが優位になる

皮脂腺が大きくなる

皮脂が増加

頭がベタベタする、顔がテカるなど

皮脂腺は、もともとホルモンの影響を受けています。なかでも、男性ホルモンは皮脂量を増やすはたらきがあります。男性が脂っぽくテカりやすいのは、このはたらきのためです。

また、女性にも男性ホルモンは存在しています。

女性でも、過度のストレスなどからホルモンバランスが乱れ男性ホルモンが優位になれば皮脂が増えるのです。

皮脂腺を安定させるためには、ストレス解消などのメンタルケアも大切です。

簡単! 3つのコミュニケーション術

家族、友人、職場、地域、学校、どこにでも発生する問題といえば「人間関係の悩み」です。ストレスの例として「人間関係」をあげる方も多いでしょう。

とくに最近ではSNSが発展しています。

そのため、かつて数十人だったコミュニティも、現代では無限大広がり人間関係に苦しむ人が増えています。
では、どうしたらいいのでしょうか。

ここでは、すぐできる簡単なコミュニケーション術をご紹介します。

1、あいさつする
「おはようございます」「ありがとう」といった言葉は、話しやすい雰囲気をつくります。

2、しっかり話を聞く
相手の話が終わるまで聞きましょう。
批判や途中で話をさえぎるようなことはしないようにしましょう。

3、笑顔
笑うとストレスホルモンが減るといわれています。
友達と話したりテレビを見たり楽しい時間をつくりましょう。

(まとめ)頭皮脂をつくる皮脂腺の活動を安定させる方法とは?

1. 体の外側と内側からのケアで、水分バランスを保ちましょう

体の外側からのケアだけではなく体の内側からのケアも同時に行い、髪や頭皮の水分バランスを保ちましょう。
適度なシャンプー、頭皮用のローション剤を使った保湿、バランスの良い食事やストレス解消などを心掛けてください。

2. 皮脂腺は皮膚の真皮にある皮脂を分泌する器官です

皮脂腺とは、皮膚の内部にある、皮脂を分泌する器官です。
皮膚は、タイルのようにたくさんの細胞が重なってできており、一番外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という構造になっています。この真皮にあるのが「皮脂腺」です。

3. 頭皮脂は髪をコーティングするはたらきがあります

髪は、死んでいる細胞ですが、ツヤのある髪に見えるのは頭皮脂が髪をコーティングしているからです。頭皮脂の量は多すぎると髪がベタつく原因となります。

そのため、余計な頭皮脂はシャンプーで落とすことが大切です。

4. 皮脂力を高めるために、ビタミンB2&B6を摂りましょう

質の良い皮脂をつくるために、ビタミンB2とビタミンB6を摂りましょう。
ビタミンB群には、体や肌の調子を整え、脂肪の燃焼をサポートするはたらきがあります。

なお、バランスの良い食事をしたうえで摂取するようにしてください。

5. 髪や頭皮のために、掃除して清潔な部屋を保ちましょう

拭き掃除をするなど、部屋はいつでも清潔に保ちましょう。シャンプーで頭を清潔にしても、ホコリが浮遊する部屋にいれば再び汚れが付いてしまいます。

また、汗や皮脂を吸った寝具は定期的に洗濯するように心掛けましょう。

6. 皮脂腺の活動を安定させるためにはメンタルケアを忘れずに

「加齢」「ホルモンバランスの乱れ」「過度のストレスなど」の影響から男性ホルモンが優位になると皮脂腺が活発になり、皮脂の分泌が増えます。
皮脂腺の活動を安定させるためにはストレス解消などメンタルケアも必要です。