髪のパサつきが気になる時におすすめの整髪料は、トリートメントタイプの整髪料です
髪のパサつきが気になる時は、トリートメントタイプの整髪料がおすすめです。
トリートメントタイプの整髪料には髪に潤いとツヤを与えて、パサつきを抑える効果が期待できます。
テクスチャーが柔らかく髪になじませやすいので、パサつきをケアしながらナチュラルなヘアスタイルがつくれます。
ハードタイプの整髪料は、パサつきのある髪にはあまりおすすめできません。
セット力が強い整髪料は、髪型を長時間キープする力があるので、雨の日や風が強い日でも髪型が崩れにくいというメリットがあります。
しかしスタイリング力が強いために、余計に髪のパサつきを感じることがあります。
目次
髪にパサつきを感じる時は、刺激の少ないオーガニック成分の整髪料を使いましょう
髪にパサつきがある時は、オーガニック成分でつくられた整髪料がおすすめです。
ドラッグストアなどで数多くの整髪料が売られていますが、石油系の成分や合成界面活性剤が使われているものも多く、人によっては髪の負担になることがあります。
オーガニック成分の整髪料は自然由来の原料を使っているので、髪にやさしいという特徴があります。
パサつきのないデリケートな髪に使っても、髪に負担をかけるリスクが少ないです。
人工的な成分で作られた整髪料が髪に良くないというわけではありませんが、頭皮が敏感な人はオーガニック成分の整髪料を使った方が安心です。
オーガニック成分の整髪料には、100%自然由来の成分でつくられたものと、そうでないものがあります。
中にはオーガニック成分と人工的な成分の両方を含んだ整髪料もあるので、自然由来の成分にこだわりたい人は、整髪料の成分表示を確認してから購入しましょう。
100%自然由来の成分で作られた整髪料の中には、ハンドクリームやリップバームとして併用できるものあるので、お肌の乾燥が気になる時に便利です。
髪にパサつきがある時は、ムースやスプレータイプの整髪料よりも、クリームタイプのものが適しています。
クリームタイプの整髪料はトリートメント成分が髪に浸透しやすく、パサつきがちな髪の水分を守ってくれるというメリットがあります。
整髪料は紫外線防止効果があるものや、ヒートプロテクト処方もおすすめです。
髪のパサつきの原因である紫外線やドライヤーの熱風から、髪を守ってくれます。
パサつきのある髪には、ヘアオイルを整髪料の代わりに使うのもおすすめです
髪のパサつきのせいで髪型がしっくりこない時は、ヘアオイルを整髪料として使ってみましょう。
ヘアオイルは髪のパサつきをケアするために使うことが多いですが、整髪料として使うという方法もあります。
パサつきのせいで広がってしまう髪を、しっとりと落ち着かせてくれます。
ヘアオイルは髪をまとめる効果は高いですが、もともと整髪料ではないので、カールさせた髪型をキープするのは難しいです。
せっかく仕上げた髪型をキープさせたい時は、ヘアオイルにヘアワックスを少量混ぜてから使うと、髪をホールドする力が強くなります。
ヘアオイルでスタイリングをする時は、次の手順で行いましょう。
1.適量のヘアオイルを手に取り、毛先にまんべんなくつけていきます
2.そのまま髪をもみ込むように、上へ向かって髪の内側からヘアオイルをつけます
3.手でなでるように、髪の表面にヘアオイルをつけます
4.最後に前髪にヘアオイルをつけたら完了です
ヘアオイルの適量は、オイルの種類によって違いがあります。
つけ過ぎを防ぐためにも、自分にとっての適量がわからないうちは、少しずつ手に取りながら使うとよいでしょう。
もしヘアオイルをつけ過ぎてしまった場合は、つけ過ぎた部分に手を当てて、余分なオイルを手のひらに移し、石けんで手を洗います。
これを数回繰り返すと余分なヘアオイルが取り除けますが、時間がかかりそうな時はシャンプーをして洗い流してしまった方が早いです。
髪につけた整髪料は、その日のうちにシャンプーで落としましょう
整髪料を髪につけた日は、その日のうちにシャンプーできれいに洗い流しましょう。
いくら整髪料に髪によい成分が入っていたとしても、翌日にシャンプーを持ち越すのは頭皮や髪にとって適切だとはいえません。
頭皮の皮脂が整髪料と混じったり、目に見えないホコリが整髪料に付着したりするので、そのままの状態で放置するのは髪にとって大きな負担となります。
必ず当日中にシャンプーをして、頭皮と髪を清潔に保ちましょう。
整髪料をつけた髪は汚れが付着しているので、最初にブラッシングをして汚れを落としやすい状態にしておきます。
ブラッシングが終わったら3分を目安に、ぬるま湯で頭皮と髪をよく洗い流します。
頭皮を傷つけないよう指の腹を使って、洗ってください。
「ブラッシングをしてからぬるま湯で洗う」の手順を踏むことで、シャンプーの泡立ちが良くなります。
ぬるま湯で洗い終わったら、手でシャンプーをよく泡立てて、頭皮を中心に洗っていきます。
整髪料を落とそうとして髪をゴシゴシこすると摩擦でキューティクルがはがれ、髪のパサつきの原因になります。
髪はこすらず、シャンプーの泡でやさしく洗ってあげましょう。
ブラッシングとぬるま湯で洗う下準備をしておけば、強くこすらなくても頭皮と髪の汚れはすっきりと洗い落とせます。
頭皮全体を洗ったら、シャンプーの泡を残さないようにぬるま湯で念入りにすすぎをします。
コンディショナーやトリートメントを使う時は髪の水気を切り、髪全体になじませましょう。
頭皮ケア効果のあるものであれば、髪だけではなく頭皮にもまんべんなくつけていきます。
最後は再びぬるま湯ですすぎをし、タオルドライ後にドライヤーで頭皮と髪の根元を中心に乾かしてください。
整髪料が完全に落ちない時は、いつものシャンプー方法を工夫しましょう
シャンプーで整髪料が落とし切れず、頭皮や髪に残ってしまうのは、髪のパサつきの原因になることがあるので要注意です。
髪の洗い過ぎもパサつきの原因になりますが、洗い方が足りないと頭皮の毛穴に汚れが詰まるので、健康な髪が育たず、生えてくる髪にパサつきが出ることがあります。
シャンプーをした後に整髪料のベタつきが残っている時は、シャンプーで二度洗いをしてみるのも、解決法のひとつです。
髪を固めるタイプの整髪料は、一度のシャンプーでは落とし切れない可能性があります。
髪のパサつきのことを考えるなら、二度洗いを頻繁に行うのはおすすめできませんが、整髪料の汚れをいつまでも残しておくのも、髪にとってはリスクが高いです。
どうしても整髪料を落とせない時の手段として、二度洗いをしてみてください。
そこまで強力な整髪料ではない時は、二度洗いをしなくても落とせることがあります。
コンディショナーを髪にたっぷりとなじませると、整髪料とコンディショナーの油分が乳化して、クレンジングオイルのような役割をします。
コンディショナーで整髪料を落とす時は、コンディショナー→シャンプー→コンディショナーの順番で行ってください。
髪のパサつきを改善するには、シャンプーの選び方が重要です
髪のお手入れの基本は、シャンプーの選び方にあります。
どんなに正しいシャンプー方法を実践しても、肝心のシャンプーが髪のパサつきの原因になっては意味がありません。
市販のシャンプーには洗浄力が強いものもあるので、間違ったシャンプー選びが髪のパサつきを招くことになります。
パサつきのある髪には、保湿効果のあるシャンプーが適しているのです。
顔のお肌が乾燥したら化粧水や乳液で保湿をしてあげるように、髪も乾燥したら保湿をしてパサつきを防ぐ必要があります。
保湿成分が含まれたシャンプーを使うと、髪を洗い流した時に髪内部の潤いが失われる量が少なくなるといわれており、パサつき防止効果が期待できます。
乾燥しがちな頭皮や髪にもやさしいので、髪のパサつきを改善したい時は保湿効果をうたったシャンプーを選んでみましょう。
保湿効果のあるシャンプーを使った時も、すすぎはしっかりと行うのがポイントです。
洗い流しても保湿効果が失われてしまうわけではないので、シャンプーの泡を残さないよう、髪の生え際や耳の後ろも丁寧にすすいでください。
整髪料には使用期限が設定されている場合があります
整髪料には使用期限が決められているものがあるので、使用期限内に使い切るようにしましょう。
多くの整髪料に使用期限が記載されていないのは、薬事法で品質が3年以上保持できるものは、使用期限の表示をしなくてよいことになっているからです。
オーガニック成分配合の整髪料で、防腐剤も使っていない場合、パッケージに使用期限が記載されていることがあるので、必ず確認しましょう。
未記載のものは3年以上保存できると考えてよいですが、あくまで未開封の状態で3年という意味なので、一度開封したものはなるべく早めに使い切った方が安心です。
整髪料は直射日光の当たらない、15~20℃くらいの室温で保管するのがよいといわれています。
なるべく日陰で、涼しい場所に置くようにするのがベストです。
使用期限が過ぎて品質が劣化した整髪料を使うと、頭皮トラブルを起こしたり、髪を傷めてパサつきが出たりする可能性があります。
整髪料の品質維持や保管方法にも気を配り、髪のパサつきを改善しましょう。
(まとめ)パサつきのある髪におすすめの整髪料は、トリートメント効果のある、柔らかいテクスチャーの整髪料です。
100%自然由来の成分の、オーガニック系の整髪料も髪にやさしいので、パサつきが気になる髪に適しています。
ヘアオイルを整髪料の代わりに使うのも、髪にツヤとまとまりが出るので効果的です。
髪を固める力が強い整髪料は、パサつきのある髪には、あまりおすすめできません。
整髪料をつけたら、その日のうちにシャンプーをして、洗い流すことも大切です。
皮脂と混じったり、目に見えないホコリがつきやすかったりするので、頭皮と髪にやさしいシャンプーを選んで、清潔な状態を保ちましょう。