髪のパサつきが起こるのは髪の水分不足も原因のひとつです


髪は乾燥した空気などに長時間触れると内部の水分が蒸発し、パサつきを起こすことがあります。

髪の内部には水分をキープする成分がありますが、乾燥した空気によって水分を保持する機能が弱まります。

髪にパサつきが出てきた時は、髪の水分量が減ってしまっている証拠です。
季節の変化や生活習慣など、髪を乾燥させている原因がないかチェックしましょう。

適切なお手入れをしなければ、髪は乾燥してパサつきが出てきます。
髪の水分を逃がさないようにすることが、髪のパサつきを防ぐ有効な手段になります。

パサつきのない健康な髪には11~13%の水分が含まれています

髪に触れた時にパサつきを感じるのは、髪の水分が減少しているからです。

パサつきのない健康な髪には11~13%の水分が含まれていますが、パサつきがある髪の内部は水分量が10%以下になっている可能性があります。

髪のパサつきはそれ自体も悩ましい髪トラブルですが、抜け毛や薄毛などのもっと深刻な髪トラブルの前触れになっている恐れがあるのです。
パサつきがあると髪が必ず抜けてしまうわけではありません。

しかし適切なケアを行わなければ、パサつきがひどくなったり、新たな髪トラブルが発生したりすることは充分に考えられます。

髪の水分量が9%まで下がるとパサつきが起こり、7%以下ではきしみを感じるようになります。

それ以上水分が減ってしまうと、髪はもはやパサつきを通り越して、手触りの悪い硬い髪質へと変化してしまうのです。

少しくらいのパサつきなら大丈夫だと過信せず、髪の手触りがいつもと違うと気づいた時点で、髪の水分を守るケアをしましょう。

放置すれば放置するほど、髪の水分はどんどん失われていき、パサつきがひどくなります。
顔のお肌と同じで、乾燥したらすぐに水分を補ってあげる必要があります。

頭皮環境が悪化すると、髪が水分を失ってパサつきが起こります


髪が乾燥してパサつきを起こしているのは、その髪を育てている頭皮が乾燥していることを意味しています。

頭皮が乾燥すると健康な髪が育たないので、生えてくる髪もツヤのないパサつきのある髪になります。

頭皮環境を改善するには、頭皮を保湿して水分が逃げないようにしてあげなければいけません。
髪の水分をキープしてパサつきを防ぐために、頭皮環境を整えていきましょう。

髪にパサつきが出ている時は、頭皮も乾燥していることが多いです。
頭皮環境の悪化は、頭皮のターンオーバーが乱れているのが原因です。

ターンオーバーとは、新陳代謝のことを指します。
正常なターンオーバーは約28日周期で行われますが、サイクルが乱れると7~21日くらいの周期でターンオーバーが行われてしまうので、頭皮が水分を失って乾燥したり、フケが増えたりします。

頭皮のターンオーバーを正常に戻し、頭皮環境を整えるには、頭皮用のローションなどを使うのが効果的です。

刺激が強いローションはかえって頭皮への負担となるので、頭皮にやさしい成分のものを選びましょう。

頭皮と髪は何層かに分かれた構造になっています

髪にパサつきが出てしまうのは、頭皮が水分不足になった時に適切なケアができていないことも原因のひとつです。

頭皮は顔の肌と同じ構造をしていますが、乾燥して水分を失っていてもお手入れを見逃されてしまうことが多く、髪のパサつきに繋がっています。

頭皮の構造

頭皮は顔の肌と同じ構造をしており、表皮とその下にある真皮に分かれています。
表皮の一番下にある基底層では新しい細胞がつくられていて、形を変化させながら少しずつ上の方へ押し出されていきます。

2~4週間ほどで角層細胞になり、さらに2週間ほど経つと肉眼では確認できないくらい、細かい欠片となって、頭皮から自然にはがれ落ちます。

もし頭皮のターンオーバーが乱れていると、本来なら目に見えないはずの角層細胞の欠片が、大きな欠片となってしまいます。

これがフケの正体であり、頭皮の水分が不足しているとパサつきのあるフケが、頭皮の皮脂が多過ぎるとベタつきのあるフケが出るようになります。

髪の構造

髪も頭皮と同じく層になっていて、もっとも外側から「キューティクル」・「コルテックス」・「メデュラ」の3層に分かれています。

キューティクルはタンパク質が主成分で、ウロコ状に重なって髪を外部の刺激から守っています。

MEAという成分がキューティクルを保護していますが、摩擦でダメージを受けやすいという特徴があります。
コルテックスは髪の85~90%近くを占めている、繊維状のタンパク質です。

髪のしなやかさは、コルテックスに含まれた髪の水分量によって変化します。
メデュラは髪の中心部で、刺激に弱いという特徴があります。

髪が色あせている時は、ダメージを受けたメデュラが空洞になっています。

髪のパサつきをケアするには、アミノ酸系シャンプーがおすすめです


髪が水分を失ってパサつきがある時は、アミノ酸系シャンプーでのケアがおすすめです。

アミノ酸シャンプーは洗浄力がやさしいので、頭皮や髪の水分を奪わずに、不要な汚れを洗い流してくれます。

髪はタンパク質からつくられていますが、そのタンパク質を構成しているのがアミノ酸です。
アミノ酸には人間の体内で生成できる「非必須アミノ酸」と、人間の体内では生成できない「必須アミノ酸」があります。

アミノ酸の不足は、ターンオーバーの乱れに繋がります。
髪の主成分である「ケラチン」は、18種類のアミノ酸からつくられているのです。

洗浄成分がアミノ酸であるアミノ酸系シャンプーは、頭皮や髪になじみやすく、水分を守ってくれます。

キューティクルの補修効果も期待できるので、パサつきのない髪を目指すのであれば、アミノ酸系シャンプーはおすすめです。
アミノ酸は毛根にも働きかけて、健康な髪を育ててくれます。

市販のシャンプーの中には、洗浄成分が強いものが数多くあります。

髪にパサつきがある時は、水分が減少している時です。
頭皮と髪の水分がこれ以上不足しないよう、負担をかけない洗髪をしましょう。

髪のパサつきがひどい時はアルガンオイルで、髪の水分を守りましょう

髪のパサつきがひどく、水分が足りていない時は、スペシャルケアとしてアルガンオイルでケアするのもおすすめです。

アルガンオイルはモロッコに自生している、アルガンツリーという木から採集されるオイルです。
1本の木から1リットルしか取れないので、大変希少なオイルとして知られています。

アルガンオイルはアンチエイジングの面でも注目を集めていますが、髪のお手入れ用に使うと髪の水分を守ってパサつき防止効果が期待できます。
ベタつきのないさらっとしたオイルなので頭皮に浸透やすく、髪の水分を守ってくれます。

アルガンオイルには「オレイン酸」という皮脂と同じ成分が含まれているので、頭皮との相性がよいのです。
オリーブオイル2~3倍のビタミンEも含んでおり、高い抗酸化作用を発揮するといわれています。

頭皮のターンオーバーを助け、頭皮の環境を整えてフケの発生を抑えてくれます。

アルガンオイルの最大の特徴は、頭皮や髪の水分を維持する高い保湿力にあります。
アルガンツリーは、数年間雨が降らなくても枯れないといわれるくらい、水分をキープする力が高い樹木です。

種子から摂れるアルガンオイルも同じく、高い保水力を持っているのは、オレイン酸の他にリノレン酸という成分を含んでいるからです。
頭皮の水分と皮脂のバランスを正常に整え、パサつきのない髪の生育をサポートしてくれます。

シャンプーの後に、頭皮にやさしくなじませてあげると効果的です。
また紫外線防止効果もあるといわれているので、お出かけ前に使うのもおすすめです。

髪の水分バランスが整うと、パサつきのない髪になります

髪のパサつきを治すために水分だけを補っても、髪のパサつきは解消されにくいです。
水分を失わないためには、適度な皮脂の量が必要だからです。

肌と同じように、髪も水分バランスを整えてあげると、パサつきのない髪に変化していきます。

理想の髪の水分量である11~13%よりも多くなると、髪はパサつきこそなくなりますが、コシのないベタつきのある手触りになってしまいます。

水分が11~13%がよいといわれるのは、髪のキューティクルを守るのに適した水分量だからです。
髪の水分バランスをコントロールしているのは、「自然保湿因子」と呼ばれる成分です。

角層の中に含まれている成分で、髪の水分を守るために欠かせません。
自然保湿因子が減少している髪では、いくら水分を補ってあげても髪は乾燥し、パサつきが起こりやすくなります。

髪の水分バランスを整えるには、普段から頭皮をいたわるシャンプーをし、シャンプーの後はドライヤーできちんと乾かすのを習慣とするのが大切です。

シャンプーとドライヤーのやり方を間違っているために、髪の水分が失われてパサつきが出るケースが多いと考えられます。

シャンプーで頭皮の皮脂を取り過ぎるだけでも、水分バランスは崩れてしまいます。
頭皮にやさしいシャンプーを心がけ、パサつきのない髪が育つ土台をつくりましょう。

シャンプー後は自然乾燥せず、頭皮を中心に乾かすことも雑菌を防ぐために必要です。
普段のヘアケアを見直すだけでも、髪の水分を守り、パサつきを改善していくことは可能です。

(まとめ)髪のパサつきが起こるのは、髪の水分が足りていないのが原因です。


同時に頭皮も水分不足に陥って、乾燥している状態になっていることが多いです。

髪のパサつきはより重大なトラブルの前触れである可能性もあります。
少しのパサつきなら大丈夫だと思わず、パサつきに気づいた時点でお手入れをしましょう。

髪にとって理想の水分量は、11~13%だといわれています。
水分がこの範囲より多くても少なくても、髪にとってはよい状態ではありません。

髪の水分バランスを整えるには、頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーや、アルガンオイルでのスペシャルケアがおすすめです。