湯シャンで時間短縮できるとは断言できません


「時間がないから、お湯で髪をザッと流して、おしまい」と湯シャンを簡単に考えていませんか。

時間短縮を目的に、湯シャンするのは危険です。

肌質などによっては湯シャンが向かず、かえってシャンプー剤が良い人もいます。

さらに、湯シャンには準備が必要です。

髪の長さにも左右されます。

そのため、湯シャンで時間短縮できるとは言い切れません。

まず、湯シャンの方法を確認しましょう。

始めにブラッシングします。

髪についたホコリをブラシで取り除き、余計な皮脂やフケを浮き上がらせます。

次に、髪をぬるま湯に馴染ませ、頭皮を指の腹でなでるように洗います。

お湯だけで洗うため、隅々まで丁寧に洗うことがポイントです。

もし頭皮に汚れが残ると、雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみやフケなどの頭皮トラブルをまねくこともあります。

また、皮脂が残ると酸化して、嫌なニオイの元になります。

もともと湯シャンは、時間短縮のためにできた洗髪方法ではなく、自然な頭皮環境をつくるためにできた洗髪方法です。

湯シャンは、頭皮環境を整えるために行いましょう。

最優先すべきは時間より頭皮環境です

湯シャンは、時間短縮できる洗髪方法と思いがちですが、実際には違います。

湯シャンは、事前にブラッシングをする時間が必要です。

洗髪時も、丁寧に洗うことが大切です。

もしブラッシングをしなかったり、適当に湯シャンをしたりすると、頭皮に汚れが残り、毛穴がふさがれ美しい髪が育たなくなります。

正しい湯シャンの方法は、ブラッシングの後、ぬるま湯に髪を馴染ませ、頭皮をなでるよう洗います。

このとき、「ゴシゴシ」と力を入れて洗わないように注意しましょう。

頭皮は、顔の皮膚と1枚でつながっています。

顔をゴシゴシ洗わないのと同じように、頭皮も優しく丁寧に洗いましょう。

毛穴に汚れがあると・・・
  • 頭皮に酸素が供給されにくい
  • 細菌が繁殖して炎症をまねく
  • 皮脂が酸化して不快なニオイの原因になる

*清潔な頭皮環境を保つために、湯シャンでもシャンプー剤を使用するときでも、丁寧に洗うように心掛けましょう。

湯シャンはシャンプー剤による化学物質の影響を受けません


皮膚には、「内部の保護」「排泄」「呼吸」「免疫」「自浄作用(自らきれいにしようとする働き)」などさまざまな機能が働いています。

これらの機能を最大限に活かそうするのが「湯シャン」です。

たとえば、頭皮に数多く存在する常在菌の働きです。

常在菌は、無害な菌で、皮脂や汗をエサにして酸性の物質をつくり出しています。

この自然の働きによって、頭皮は弱酸性に保たれ、雑菌やカビの繁殖を防いでいます。

ところが、シャンプー剤には、開封後も雑菌が繁殖しないように防腐剤の化学物質が含まれています。

シャンプー剤を使用すると、防腐剤が頭皮に触れ、常在菌が弱まるのです。

そして、人によっては、普通なら感染しない雑菌がつきやすくなり、皮膚炎が起こるケースがあります。

湯シャンに向いている人

  • 敏感肌
  • 乾燥肌
  • アレルギー体質

*肌のバリア機能が低下しているため、シャンプー剤使用では、含まれる化学物質が毛穴から侵入して炎症を起こすケースがあります。

湯シャンが向かない人がいます。試すなら休日がオススメです

肌に優しい湯シャンですが、なかにはシャンプー剤がいい人もいます。

それは、「脂性肌」「スタイリング剤を使用」「フケが大量に出る」という人です。

このような人は、湯シャンだけでは汚れが落とし切れません。

シャンプー剤を使用しましょう。

「湯シャンが肌に合うのか、わからない」「湯シャンを試したい」という人は、お休みの日に始めるのがオススメです。

湯シャンを始めたばかりの頃は、肌が湯シャンに慣れていないため、頭皮のベタつきやニオイが気になる人もいます。

そこで、家にいる時間が長い休日に、湯シャンを試してみましょう。

そのとき、夏や梅雨など皮脂や汗が多い時期は避けた方がよいかもしれません。

他にも、「洗髪を1日おきにする」「シャンプー剤の使用量を少しずつ減らす」など頭皮を休ませる方法があります。

ムリせず、自分に合った洗髪方法を探しましょう。

悩み別、お手入れ方法

  1. ベタつきが気になる→純石けんで洗髪する

    純石けんは、オリーブ油やヤシ油など自然にある原料からつくられた石けんです。

    化学物質が含まれているシャンプー剤よりも安全性が高いものです。

  2. ゴワゴワする髪→湯シャン+リンゴ酢、純石けん+リンゴ酢

    シャンプーで弱アルカリ性に傾いた髪を酸で中和して、指通りをなめらかにします。

    洗面器にお湯をはり、リンゴ酢を大さじ1程度混ぜて、髪全体に行き渡らせて流します。

    リンゴ酢はフルーティーな香りですが、香りが気になる人はクエン酸小さじ1でも代用できます。

(まとめ)毎日忙しいので、湯シャンで時間短縮できますか?

1. 湯シャンで時間短縮できるとは断言できません

湯シャンには、ブラッシングや丁寧な洗髪が必要で、時間短縮できるとは言い切れません。

湯シャンは、自然な頭皮環境をつくるためにできた洗髪方法です。

時間短縮のためにではなく、頭皮環境を整えるために行いましょう。

2. 最優先すべきは時間より頭皮環境です

適当に湯シャンをすると、頭皮に汚れが残り、毛穴がふさがれ美しい髪が育たなくなります。

湯シャンは、ブラッシングをした後、ぬるま湯で丁寧に洗いましょう。

また、デリケートな頭皮をゴシゴシ洗わないように注意してください。

3. 湯シャンはシャンプー剤による化学物質の影響を受けません

シャンプー剤には、開封後も雑菌が繁殖しないように防腐剤の化学物質が含まれています。

シャンプー剤を使用すると、この防腐剤に触れることになりますが、湯シャンではその心配がありません。

刺激が少ない湯シャンは、敏感肌や乾燥肌に向いています。

4. 湯シャンが向かない人がいます。試すなら休日がオススメです

肌に優しい湯シャンですが、「脂性肌」「スタイリング剤を使用」の人など、人によってはシャンプー剤がいい人もいます。

休日に湯シャンを試すなど、ムリせず自分に合ったお手入れ方法を探しましょう。

純石けんやリンゴ酢を使用する方法もあります。