多過ぎると悪影響を及ぼす場合があるので注意が必要です


髪の量はヘアスタイルを左右する大事な要素です。

髪が少ないことで「ヘアスタイルが決まらない」、「老けて見える」など、悩んでいる方も少なくないでしょう。

女性の場合、平均4~6年の周期で、毛髪は成長して自然と抜け落ち、また生えてきます。

ところが、毛根で成長する期間が短くなると、太くて長い毛髪に育たず、細くてハリやコシのない毛髪が増え、ボリュームダウンしてしまうのです。

成長期を長く保つことができない理由の一つに、ホルモンバランスの乱れがあるといわれています。

女性ホルモンには髪の成長・維持の作用があるのですが、生活習慣の乱れ、強いストレス、急激なダイエットなどで分泌量が減少したり、過剰に分泌したりすることがあります。

減少する女性ホルモンを補う方法として、サプリメントの摂取も効果があるといわれていますが、ただ単に増やせば良いというわけではありません。

女性ホルモンの過剰分泌や摂り過ぎは、心や体に様々な悪影響を及ぼしかねません。

まずは、規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食生活を送ることが大切です。

サプリメントで補う場合は、過剰摂取に気をつけましょう。

2つの女性ホルモンには髪に対しても役割があります

女性ホルモンは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類あり、月経・妊娠・出産に作用します。

その他、女性らしい体を作ったり、肌の潤いやハリを維持したりするなど、女性の体に様々な影響を与えます。

髪に関していうと、エストロゲンは髪の成長やコラーゲンの生成を促す作用があるので、つやのある強い毛髪を作ります。

また、プロゲステロンは、髪の成長期を延ばし、毛髪の寿命を長くする作用があります。

この2つのホルモンは、月経周期に合わせて分泌量が変化し、閉経前後の更年期になると急激に減少していきます。

エストロゲンとプロゲステロンがバランス良く分泌されることで、毛髪は健やかに成長していくことができるので、どちらも大切なホルモンといえるでしょう。

食品から摂取して補う方法もあります


豆腐や納豆などの大豆製品には、エストロゲンと似た働きをする「大豆イソフラボン」が含まれています。

その大豆イソフラボンに腸内細菌が作用して「エクオール」という成分になると、より高い効果を生むといわれています。

エクオールが体内で作れる人は日本人で5割程度だといわれていますが、作れなくても大豆イソフラボンの効果がないわけではありません。

イソフラボンの吸収力をアップするために、食物繊維を豊富に含む食品を摂るなどして、腸内環境を整えてください。

また、エストロゲンの材料となる良質なコレステロールを含む卵や、エストロゲンの代謝を助けるビタミンB6を含む食品(マグロ・カツオなど)、プロゲステロンの材料になり、ホルモンのバランスを整えるビタミンEを含む食品(アボカド・かぼちゃなど)も摂取すると良いでしょう。

女性ホルモンはバランスが大切です

女性ホルモンのバランスが崩れると、心や体の不調を招く恐れがあります。

例えば、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)も、ホルモンバランスの乱れが関係している可能性があるといわれています。

PMSとは、月経前に起こる身体的及び精神的症状です。

むくみやだるさ、頭痛、便秘などの体の不調や、イライラや気分の落ち込み、憂うつなどの精神の不調など、症状は様々です。

PMDDは、PMSよりも精神症状が重く、日常生活や社会生活に支障をきたすこともあります。

また、エストロゲンの分泌が過剰になると、乳がんや子宮体癌などの婦人科系の病気にかかるリスクを高める可能性があります。

それから、女性ホルモンの分泌を促す指令を出す下垂体と、自律神経をコントロールする視床下部は、互いに影響を受けやすいので、ホルモンバランスの乱れが自律神経失調症を引き起こすこともあります。

従って、安易に女性ホルモンを増やすことを考えるのではなく、健康的な生活を送るように努め、美しく健やかな髪を増やしましょう。

(まとめ)髪の量を増やすには女性ホルモンを増やせばいいのですか?

1. 多過ぎると悪影響を及ぼす場合があるので注意が必要です

女性ホルモンには髪の成長・維持の作用がありますが、多過ぎると心や体に様々な悪影響を及ぼすので、規則正しい生活とバランスの良い食生活を心がけ、サプリメントで補う場合は、過剰摂取に気をつけましょう。

2.2つの女性ホルモンには髪に対しても役割があります

エストロゲンは髪の成長を促し、プロゲステロンは髪の成長期を延ばす作用があり、月経周期に合わせて分泌量が変化します。

2つのホルモンがバランス良く分泌されることで、毛髪は健やかに成長していきます。

3. 食品から摂取して補う方法もあります

大豆製品には、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが含まれています。

より効果を高めるために腸内環境を整え、吸収力をアップさせてください。

卵やビタミンB6・Eを含む食品も摂取すると良いでしょう。

4. 女性ホルモンはバランスが大切です

ホルモンのバランスが崩れると、心や体の不調を招いたり、婦人科系の病気や自律神経失調症などを引き起こしたりすることがあるので、安易に女性ホルモンを増やすのではなく、健康的な生活を送るように努めましょう。