頭皮脂や顔まわりの汗・メイクなどが原因と考えられます


前髪は、その日のヘアスタイルを決める大切なポイント、と考えている女性も多いことと思います。

その前髪、時間が経つとなんとなくベタついたり、おでこに張りつき気味になったりして気になることはありませんか。

前髪付近や耳の周辺、首筋などの髪の生え際は、頭皮全体の中でも皮脂の分泌量が多い場所とされています。

前髪周辺の頭皮は、本来、汗や皮脂が多く、時間が経過して浮き上がったメイクの油脂などもつきやすい場所でもあります。

そのため多少のベタつき感があるのは自然なことかもしれません。

しかし前髪を含めた髪の生え際は、自分の頭皮の健康度合いをチェックするのに適しているともいえそうです。

前髪が束になるほどベタつく、耳から首筋にかけての脂っぽさやニオイが気になる、というような場合は、皮脂量が多いサインといえるかもしれません。

気になったら頭皮の健康を見直すチャンスととらえ、ヘアケア剤の選び方の工夫や洗髪方法の改善にトライしてみてはいかがでしょうか。

また頭皮脂の多さは普段の食事や生活習慣によっても変化するようです。

バランスの取れた食事・健康に配慮した生活を心がけることで、頭皮のケアにも役立てていきましょう。

髪の生え際は本来皮脂量の多い場所のようです

お風呂あがりや暑い夏には、とくに額が汗ばんでメイクに支障をきたした経験のある人もいることでしょう。

時間とともに化粧品の油脂成分が額に浮き出し、前髪をベタつかせる要因となることもあります。

またそのような成分の問題に加え、メイク落としの際のオイルや乳液・洗顔料などが付着し、額の周辺に残りやすい状況であることが原因の一つであることも考えられます。

それが前髪のベタつきに直接つながることもあれば、髪の生え際に残留して頭皮トラブルにつながることもあるでしょう。

時間の経過に伴う前髪のベタつきを避けたい場合は、小まめに額の汗やメイクの浮きあがりをティッシュ等で押さえる、前髪を額にかかりにくいヘアスタイルにする、などの対策が考えられます。

またメイク落としや洗顔料、その後の化粧品等が頭皮につかないように気をつけることも大切です。

しかしもともと髪の生え際は、頭皮の中でも皮脂分泌の多い場所とされています。

女性は、男性より生え際の髪が長い場合が多く、洗い残しが起こりやすい傾向にあるため、とくに注意が必要です。

シャンプーやコンディショナーの洗い残し、あるいはスタイリング剤の残留が続くと、皮脂過剰やニオイの原因となることもあります。

前髪の皮脂が気になる場合は、洗髪の際に額や耳まわり、首筋などをしっかり洗い流すように心がけましょう。

洗い残しゼロを目指すことで、脂っぽさを軽減して頭皮の健康状態を改善する効果が期待できます。

頭皮脂の取りすぎはかえって逆効果のことも


とはいえ頭皮脂を取り去るのがよいというわけではありません。

皮脂は頭皮を保護する、天然のスキンケア成分としての役割を果たしています。

適度な量の皮脂が、外界のさまざまな刺激や汚れから頭皮を守ってくれるのです。

脂っぽさが気になるからと、1日に何度もシャンプーしたり、洗浄力の強いシャンプー剤を使ったりしていると、皮脂の取りすぎにつながることもあります。

皮脂の取りすぎは頭皮の乾燥につながり、頭皮はかえって防御のために過剰な皮脂を分泌する場合があるのです。

頭皮の脂っぽさが気になって、毎日、念入りに洗髪をしている女性の中には、このような悪循環に陥っている人も少なくなさそうです。

家族でシャンプー剤を共用している場合も多いと思いますが、洗浄成分を見直し、優しい成分のシャンプーに変えてみることもおすすめです。

「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸アンモニウム」等の記載がある場合は、いわゆる高級アルコール系といわれる、洗浄力の強いシャンプーです。

スッキリ洗い上げることができますが、実は皮脂の落としすぎにつながっている恐れもあります。

頭皮の健康を長い目で見て、皮脂バランスの整った頭皮へと改善していく工夫をしていきましょう。

皮脂バランスを整えるヘアケアを

頭皮に適度な皮脂を残しながら、ターンオーバーのリズムを整えていくためには、優しい洗い上がりのアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

洗浄成分は、天然由来の高級脂肪酸にアミノ酸を反応させ作られた界面活性剤で、「ココイルグルタミン酸」「ココイルアラニン」「ヤシ油脂肪酸」等の記載があります。

アミノ酸はもともと、体のもととなるタンパク質を構成する物質ですから、頭皮にも優しいシャンプーといえます。

強い洗浄成分のシャンプーを長年使ってきた人には、最初は物足りなく感じるかもしれませんが、正しい洗い方で使用することで頭皮に適度な皮脂を残してくれるため、長い目で見れば頭皮の健康も期待できます。

優しいアミノ酸系シャンプーでもスッキリ洗い上げるコツは、とにかくしっかりすすいで洗い残しゼロを目指すことです。

シャンプーをつける前の予洗い、そしてシャンプーを洗い流す時、この2つがポイントといえます。

額・耳まわり・首筋の生え際は、とくに入念に洗い流します。

お湯だけでも皮脂はかなり洗い流せるといわれていますが、シャンプー剤の洗い残しは頭皮トラブルのもととなるので、しっかり時間をかけて洗い流しましょう。

また頭皮の健康を目指すスカルプケア製品もおすすめです。

優しい洗浄成分のアミノ酸系でしっかり頭皮を洗い上げるスカルプシャンプーも登場しているので、試してみてはいかがでしょうか。

生活習慣を見直して体の中から改善しましょう


頭皮の皮脂過剰を改善するには、皮脂の分泌を抑える食生活を心がけ、日頃の生活習慣を見直すことも大切といえるでしょう。

ファストフードや肉中心の食事は、どうしても脂肪の摂りすぎにつながります。

甘いスイーツ・刺激物・血糖値を急上昇させる高GI食品は、皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあるようです。

日頃の食生活が、頭皮に影響を及ぼしていると考えて、少しずつ見直しをしていくのもよいでしょう。

ビタミンEの抗酸化作用や血流改善効果は、頭皮の健康に役立つといえるでしょう。

ビタミンEはビタミンCと組み合わせて摂取すると効果が高いそうです。

マルチビタミンのサプリメントなどを活用すれば、ビタミン摂取の相乗効果が得られそうです。

また睡眠の質をあげ、ストレスをためないことも重要です。

リラックスしている時に働く副交感神経は、ホルモンの分泌や肌の機能回復に関わるとされていますが、睡眠不足やストレス過多になると緊張状態になり、交感神経が優位に働くようになるなど、自律神経の乱れを生み出します。

さまざまなホルモンが頭皮や肌の健康に関わっているといわれています。

その分泌とバランスを整えるためにも、リラックスした時間を設けて6時間以上の上質な睡眠を心がけましょう。

秋冬にかけての乾燥した空気も、頭皮にとっては大敵となります。

乾燥は皮脂の過剰分泌を招くことがあるので、頭皮のためにはもちろん、体の潤いのためにも保湿を心がけ、湿度を50%程度に保つようにするとよいでしょう。

頭皮専用ローションなども、乾燥を防ぎ皮脂を緩和する効果が期待できます。

気になったら専門医に相談しましょう

頭皮の脂っぽさが続き、フケやかゆみが増えて異常だと感じたら、専門医を受診してみましょう。

かゆみや赤み、湿疹などの症状が気になったり、白いフケの塊のようなものが見られたりしたら、「脂漏性皮膚炎」の可能性もあります。

もともと皮膚に生息する、マラセチア菌という真菌が異常に増殖し、肌に炎症を引き起こすのが「脂漏性皮膚炎」です。

脂漏性皮膚炎の「脂漏」とは、毛穴から分泌される皮脂が多くなりすぎている状態を指すそうです。

皮膚科で治療・治癒する皮膚の病気なので、気になる場合はぜひ受診してみてください。

脂漏性皮膚炎になる要因はやはり、ストレス・睡眠不足・栄養バランスの乱れなどが多く、最初は軽い脂っぽさが続くといった変化から始まり、症状が悪化していくこともあるようです。

また喫煙も、頭皮脂の過剰分泌を促す悪習慣といわれています。

喫煙によって、体内の血流が悪くなり、頭皮への酸素や栄養補給を妨げるといわれています。

さらに有害物質を攻撃しようと活性酸素が発生し、その活性酸素を抑えるために体内でビタミンCやビタミンEが大量に消費されるとされています。

修復や機能回復にビタミンを使用する頭皮や肌にとっては、これは非常にマイナスです。

皮膚炎に発展する前に生活を見直し、頭皮の健康を維持するようにしましょう。

(まとめ)前髪がベタつくのは、頭皮脂が多いからですか?

1. 頭皮脂や顔まわりの汗・メイクなどが原因と考えられます

前髪付近や耳の周辺、首筋などの髪の生え際は、頭皮全体の中でも皮脂の分泌量が多い場所とされています。

メイクの油脂も関係していると思われますが、前髪のベタつきや耳から首筋にかけての脂っぽさやニオイが気になる場合は、皮脂量が多いサインといえるかもしれません。

2. 髪の生え際は本来皮脂量の多い場所のようです

もともと髪の生え際は、頭皮の中でも皮脂分泌が多く、洗い残しが起こりやすい傾向にあるため、とくに注意が必要です。

前髪の皮脂が気になる場合は、洗髪の際に額や耳まわり、首筋などをしっかり洗い流すように心がけましょう。

3. 頭皮脂の取りすぎはかえって逆効果のことも

とはいえ皮脂の取りすぎは頭皮の乾燥につながり、頭皮はかえって防御のために過剰な皮脂を分泌する場合があります。

洗浄成分を見直し、優しい成分のシャンプーに変えてみることもおすすめです。

4. 皮脂バランスを整えるヘアケアを

頭皮に適度な皮脂を残しながら、ターンオーバーのリズムを整えていくためには、優しい洗い上がりのアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

優しいアミノ酸系シャンプーでもスッキリ洗い上げるコツは、とにかくしっかりすすいで洗い残しゼロを目指すことです。

5. 生活習慣を見直して体の中から改善しましょう

頭皮の皮脂過剰を改善するには、皮脂の分泌を抑える食生活を心がけ、日頃の生活習慣を見直すことも大切といえるでしょう。

ファストフードや肉中心の食事、甘いスイーツなどは、皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあるようです。

また睡眠の質をあげ、ストレスをためないことも重要です。

6. 気になったら専門医に相談しましょう

頭皮の脂っぽさが続き、フケやかゆみが増えて異常だと感じたら、専門医を受診してみましょう。

もともと皮膚に生息する真菌「マラセチア菌」が異常に増殖して肌に炎症を引き起こす、「脂漏性皮膚炎」の可能性もあります。