汚れもシャンプー剤も「洗い残しなし」を目指しましょう


頭皮の汚れや脂っぽさが気になる、という人は多いと思います。

頭皮によいというヘアケアを試してみたいけれど、多くのお金や時間を費やすのはちょっと、という人のために、とっておきの方法があります。

それは、「とにかくしっかりすすいで、洗い残しなしを目指す」ということです。

これは毎日の洗髪で気をつけることができ、またお金もかかりません。

1日の活動でたまる、髪や頭皮の汚れや皮脂は、基本的にはきちんと湯洗いすれば落ちるといわれています。

シャンプー剤を使用するともちろん皮脂汚れなどがスッキリ落とせますが、今度はそのシャンプー剤をしっかり洗い流すという作業が必要になります。

髪や頭皮に残留したシャンプー剤は、頭皮トラブルのもととなる恐れがあるからです。

またスッキリ洗いたいからと洗浄力の強いシャンプー剤を使用していると、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、頭皮の乾燥を呼び起こすこともあります。

乾燥した頭皮は、自己防衛のために過剰な皮脂分泌をおこない、頭皮の脂っぽさを生むことにつながります。

このような悪循環に陥らないように、日々の洗髪での「洗い残しなし」を目指しましょう。

すすぎに時間をかけることで皮脂や汚れもスッキリ

毎日の洗髪で気をつけたいのは、お湯を使う工程を大切にするということです。

洗い始め

シャンプー剤を手に取る前に、頭皮までしっかりお湯を行き渡らせておきましょう。

髪や頭皮についているホコリや皮脂をある程度洗い流し、浮き上がらせておくことができます。

ここでしっかりお湯を行き渡らせておかないと、シャンプー剤の洗浄力も発揮されにくく、またスムーズに洗い流すことが難しくなります。

洗い流し

シャンプー剤を使って洗髪した後、その洗い流しに時間をかけましょう。

洗髪の工程の中で、洗い流しにもっとも時間をかけるのがよいとされています。

泡や洗浄液には、浮き上がった汚れや皮脂が混じっています。

頭皮にシャンプー剤が残っていると、脂っぽさやかゆみ、ニオイのもととなる恐れがあります。

お湯をかけながら、爪を立てないように指の腹をクルクルとマッサージするように移動させていきましょう。

コンディショナーを使用する場合は、頭皮に効果があると記載されている場合を除いて、基本的には頭皮につかないように気をつけ、シャンプー後と同じようにしっかり生え際まで洗い流すことが大切です。

とくに髪の生え際、首筋や耳まわりは、プロの美容師さんも指摘する、洗い残しやすい場所のようです。

皮脂の取りすぎは逆に皮脂過剰につながることも


頭皮脂が気になる場合、洗髪による皮脂の取りすぎが原因の場合があります。

皮脂は本来、頭皮を外界の刺激から守る天然の保護成分です。

洗髪時に皮脂を取りすぎると、頭皮は自己防衛のために過剰な皮脂を分泌するようになることがあります。

そしてまた、脂っぽさが気になって洗いすぎるという、この日々の悪循環が皮脂過剰を呼び起こす恐れがあるのです。

毎日シャンプー剤を当たり前のように使って洗髪する現代人は、程度の差こそあれ、皮脂分泌が多めになっているのかもしれません。

頭皮や髪の汚れや皮脂は、お湯による洗い流しで取り去ることが可能といわれています。

40度を超えるお湯は、シャンプー剤に匹敵する洗浄力を持つともいわれています。

皮脂の落としすぎを避けるためにも、洗髪の際は38度ないし39度くらいの温度がよさそうです。

またシャンプー剤の洗浄成分にも注意が必要です。

スッキリした洗い上がりが気に入っているシャンプー、実はかなり強い洗浄成分を使用している場合もあります。

肌に優しいといわれるアミノ酸系シャンプーが、皮脂バランスを保つためにはおすすめです。

以前は、洗浄力が弱く物足りないという声もあったアミノ酸系シャンプーですが、最近ではスカルプシャンプーも登場するほど、進化しているようです。

「スッキリ」と「優しさ」を追求したシャンプーを見つけてみてください。

お湯洗いの日を設けてみるのもおすすめ

皮脂バランスの整った健康な頭皮にするために、最近よく耳にする「湯シャン」「お湯洗い」にチャレンジしてみるのもおすすめです。

シャンプー剤を使わない洗髪の日を設けることで、頭皮の過剰な皮脂分泌を抑える効果が期待できます。

数日に1度から始め、可能なら1日おきなどのリズムにして3ヶ月から半年継続すると、頭皮脂のバランスが整ってきた、という人も多いようです。

ただしヘアワックスなどを毎日使用する人には適していないかもしれません。

一般的なお湯洗いの方法は次のような流れです

 ・洗髪前に、髪の毛のホコリやゴミを取り除く

 ・ぬるま湯で丁寧に頭皮を洗う

 ・コンディショナー等はふだんより控えめに

 ・洗髪後は十分に乾かす

最初のうちはどれくらい時間をかけてよいのかわからず、多くの場合、短時間で終わってしまう人が多いようです。

イメージとしては、シャンプー剤を使用する場合の洗髪の工程
「最初に髪と頭皮をしっかり濡らす・シャンプー剤をつけて洗う・洗い残しがないようにしっかり洗い流す」
を思い浮かべて、それと同じ時間と動作を意識してみてください。

お湯洗いの後、ニオイやべたつきを感じる人は、しっかり時間をかけることができていない、頭皮を洗えていない、という可能性があります。

また最初のうちは、お湯の温度を40度から41度くらいにして、しっかり皮脂を洗い流してみるのもよいかもしれません。

ニオイやべたつきが気にならなくなったら、お湯の温度はやはり40度以下がよいでしょう。

またお湯洗いの時は通常の洗髪以上に、濡れたまま放置しない、ということに気をつけてください。

雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイや皮脂分泌を減らすために、素早く乾かすことが大切です。

乾燥を防いで頭皮を健康にするスカルプシャンプー


お湯洗いをシャンプー剤使用と併用する場合、シャンプー選びにも気を配ってみましょう。

シャンプー剤を使う時は、頭皮をスッキリ洗い上げながらも適度な皮脂を残して、健康な頭皮を維持したいものです。

洗浄力の優しいアミノ酸系シャンプーの中から、自分の髪質や頭皮に合うものを探してみてください。

アミノ酸系シャンプーにも洗い上がりの違いがあり、かなりスッキリ洗えるものも登場しています。

最近は、女性専用のスカルプシャンプーも発売されています。

豆乳などの大豆製品には、イソフラボンというポリフェノールの一種である抗酸化成分が含まれており、この効果に注目したのが女性専用のヘアケア剤です。

豆乳発酵液が配合されたローションなどです。

頭皮の健康には、女性ホルモンの働きが関わっているとされています。

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするといわれているため、加齢によりホルモンが減少している場合や、ホルモンバランスの乱れが生じている場合には、効果が期待できそうです。

また皮脂分泌は乾燥から起こることも多いので、頭皮の乾燥を防ぎ、ターンオーバーのリズムを整えてくれる保湿ローションなどもおすすめです。

生活習慣の見直しで皮脂過剰を予防しましょう

頭皮と髪のケアはもちろんですが、毎日の生活から、皮脂過剰を予防する工夫も可能です。

頭皮脂は日々のさまざまな要因から、過剰に分泌されることがあります。

睡眠不足

肌の修復や機能回復は、22時~2時頃におこなわれるといわれています。

その働きを促すのが、体内で分泌されるさまざまなホルモンです。

質のよい睡眠が取れていないと、頭皮のターンオーバーのリズムが崩れ、過剰な皮脂分泌につながることがあります。

喫煙

喫煙により血流が悪くなり、頭皮への酸素や栄養が届きにくくなるといわれています。

コルチゾールという物質が交感神経を活発にして、皮脂分泌が促進されることもあります。

ストレス

過剰なストレスは、自律神経の乱れにつながることがあります。

ストレスにより、体内で皮脂分泌を活発にする男性ホルモン「アンドロゲン」が増えることもあるようです。

食生活の偏り

揚げ物やスナック菓子など、脂肪分の多い食べ物はもちろん控えたいところですが、それ以上に栄養バランスが大切です。

頭皮や髪の健康に欠かせないのは、ビタミンB類、ビタミンC・E、鉄・亜鉛などのミネラル類です。

中でもビタミンEには抗酸化作用や血流改善効果があるとされ、頭皮の健康に役立つといわれています。

ビタミンEは、ビタミンAおよびビタミンCと組み合わせて摂取することで、より高い効果が得られるので、さまざまな食材を取り入れてバランスのよい食生活を心がけましょう。

(まとめ)気になる頭皮脂をスッキリ洗うコツはありますか?

1. 汚れもシャンプー剤も「洗い残しなし」を目指しましょう

頭皮の汚れや脂っぽさが気になる時には、「とにかくしっかりすすいで、洗い残しなしを目指す」ということが大切です。

髪や頭皮に残留したシャンプー剤は、頭皮トラブルのもととなる恐れがあります。

2. すすぎに時間をかけることで皮脂や汚れもスッキリ

毎日の洗髪で気をつけたいのは、お湯を使う工程を大切にするということです。

洗髪の工程の中では、洗い流しにもっとも時間をかけるのがよいとされています。

頭皮にシャンプー剤が残っていると、脂っぽさやかゆみ、ニオイのもととなる恐れがあります。

3. 皮脂の取りすぎは逆に皮脂過剰につながることも

洗髪時に皮脂を取りすぎると、頭皮は自己防衛のために過剰な皮脂を分泌するようになることがあります。

40度を超えるお湯や、強い洗浄成分が配合されたシャンプーを使うことは避けたほうがよいでしょう。

4. お湯洗いの日を設けてみるのもおすすめ

シャンプー剤を使わない洗髪の日を設けると頭皮の過剰な皮脂分泌を抑える効果が期待できます。

数日に1度から始め、可能なら1日おきなどのリズムにして3ヶ月~半年継続すると、頭皮脂のバランスが整ってきた、という人も多いようです。

5. 乾燥を防いで頭皮を健康にするスカルプシャンプー

最近は、女性専用のスカルプシャンプーも発売されています。

豆乳などの大豆製品には、イソフラボンというポリフェノールの一種である抗酸化成分が含まれており、この効果に注目した女性専用のヘアケア剤もおすすめです。

6. 生活習慣の見直しで皮脂過剰を予防しましょう

頭皮脂は、日々の睡眠不足・喫煙・ストレス・食生活の偏りなどを要因として、過剰に分泌されることがあります。

毎日の生活を見直し、体の内側からも頭皮の健康を維持していきましょう。