腫れを治療し、頭皮脂をコントロールできる状態にしましょう


頭皮が脂ぎっていると、いろいろ困ったことになります。

まず臭いです。
臭いは自分も気になるし、周りに不快感を与えているのではないかと心配になります。

またヘアスタイルも思うようにまとまりにくくなります。

脂が毛穴に詰まって、新しい毛が生えにくくなり、薄毛に繋がります。
脂っぽいだけでなく、頭皮が腫れている場合もあります。

頭皮は毛で隠れて腫れが見えにくく、発見しづらいのです。
腫れは、色やカサブタの有無によって、異なる原因が存在しています。

腫れや痛み、痒みがある時は、必ず皮膚科を受診して原因に対応した薬を処方してもらいましょう。

頭皮脂の分泌には、ホルモンバランスが関係しています。
揚げ物や脂っぽい料理の食べ過ぎると、皮脂の過剰な分泌に繋がります。

また睡眠や運動、ストレスなどもホルモンバランスに影響します。

脂っぽさや乾燥の背後には間違ったヘアケアとホルモンバランスの乱れが潜んでいることがあります。

したがって頭皮脂のコントロールには生活習慣を全体的に見直すことが必要です。

脂っぽい頭皮の問題点4つ

・臭いが気になる

頭皮脂が多すぎると、汗や頭皮の汚れと混ざり合い、臭いになります。

自分で気になったり、周りの人が気にしていてもいえなかったり、という場合もあります。

・スッキリしない

洗ってもすぐに脂っぽくなるので、スッキリできません。

するとだんだん力を入れて洗うようになるので、頭皮を傷つけてしまうことになります。

またスッキリさせるために洗浄力の強すぎる成分が入ったシャンプーを使うようになってしまいます。

すると頭皮が脂ぎっているのに、実は乾燥しているという事態になります。

・ヘアスタイルがまとまらない、崩れやすい

せっかくブローしてヘアスタイルを作っても、頭皮脂が多すぎると崩れやすくなります。

ヘアスタイルを作る時に使うワックスなどの成分と頭皮脂が混ざり、臭いや痒みを引き起こしてしまう場合もあります。

・育毛が上手くいかない

多すぎる頭皮脂、埃や汚れと混ざった脂が毛穴を塞ぐ状態になると、新しい毛が毛穴から生えることができなくなります。

またすでに生えている毛の根本を塞いでしまい、切れ毛の原因になる場合もあります。

せっかく育毛ローションを使っても脂に遮られるので、育毛成分が毛根に届かず、育毛が上手くいきません。

乾燥した頭皮の問題点5つ


・傷つきやすい

頭皮のバリア機能とは、頭皮の表面の角質を覆う皮脂と汗が混ざった「皮脂膜」の働きによるものです。

紫外線や熱などの外部刺激から守り、頭皮から水分が蒸発するのを防ぎ、頭皮を柔らかく血行をよくします。

頭皮が乾燥している時、皮脂膜が薄くなったり、無くなったりして角質がむき出しになるのでバリア機能が低下します。

すると頭皮が傷つきやすくなります。

・乾燥フケ

パラパラとした粉のようなフケがでるのは頭皮の乾燥が原因です。

このフケは頭皮の表面になる角質が落ちたものです。

頭皮は常時新しいものに生まれ変わっており、この仕組みをターンオーバーといいます。

頭皮が乾燥すると、ターンオーバーが早くなり角質がフケになってはがれてしまいます。

・切れ毛や抜け毛

血行不良は頭皮を乾燥させる原因の一つです。

頭皮が血行不良だと、毛根に栄養を届ける毛細血管が収縮し、赤血球などが上手く流れていきません。

それにより、栄養不足になり毛が伸びることができずに、切れてしまったり、抜けてしまったりします。

・痒みや腫れ

頭皮を刺激から守る皮脂が不足し、乾燥した頭皮はシャンプー剤や日光の紫外線などの刺激で傷ついてしまいます。

傷ついた所から菌などが頭皮内に入り込み、頭皮を赤く腫れさせたり、痒くなったりします。

・育毛が上手くいかない

乾燥して傷つきやすく、血行不良の頭皮下にある毛根には育毛に必要な栄養が十分届きません。

頭皮の腫れやデキモノ・カサブタ。自己診断で悪化する場合も

これらについては、自己診断ではかえって悪化する場合があるので、治りが遅い、市販薬で悪化している、などという時は、早めに皮膚科を受診しましょう。

・頭皮が腫れる

いわゆる頭をぶつけてできたこぶであったり、リンパ節が腫れている場合もあります。

その他、洗髪する時に引っ掻いて頭皮を傷つけ、そこからばい菌が入って腫れていることもあります。

またヘアカラーの成分によってアレルギー症状を起こし頭皮が腫れて痛みや痒みがでます。

・頭皮が赤い

健康な時、頭皮は青白く、弾力があります。
赤い頭皮はなんらかのトラブルです。

原因としては、日焼け・ヘアケア剤やパーマ液・ヘアカラーの薬剤によるかぶれ・乾燥・雑菌の繁殖など、さまざまあります。

また血行が悪くても頭皮が赤くなります。

・頭皮ニキビ

頭皮のターンオーバーが乱れ、頭皮環境の悪化で常在菌の一つであるアクネ菌が増えると、頭皮ニキビができます。

ブラッシングしてブラシがニキビに当たることや、手で触りニキビがつぶれてしまうと化膿してしまいます。

頭皮ニキビを治すには、シャンプー方法などヘアケアの変更で頭皮のターンオーバーを正常化させることと、ニキビの薬が必要です。

・頭皮にカサブタができる

赤いカサブタは、引っ掻いて頭皮から出血し、血が固まったものです。

白いカサブタは乾燥しすぎた頭皮にできます。

黄色いカサブタはリンパ液によるもので、引っ掻きすぎてできたものです。

いずれも原因は皮膚炎や湿疹です。

頭皮が乾燥して起こる皮脂欠乏性湿疹、反対に脂っぽい頭皮とマラセチア菌によってできる脂漏性皮膚炎、ニキビや白癬、疥癬でもカサブタができます。

皮脂の役割、功罪とまとめ


皮脂を出す皮脂腺は毛穴の横にあります。

毛穴のある所にはすべて皮脂腺が存在していますが、とくに顔や頭部に密集しています。

したがって皮脂腺が活発に働く人、若者や男性の顔や頭皮が脂っぽくなりやすいのです。

皮脂に含まれる物質はたくさんあります。

主な物質は、中性脂肪であるトリグリセリドやモノグリセリド・ワックスエステルや遊離脂肪酸・スクアレンやコレステロールなどです。

これらと汗などが混ざって、皮脂膜になります。

皮脂膜は肌や頭皮のバリア機能として、紫外線・熱や寒さ・埃や菌の侵入から肌を守ります。

また頭皮などの皮膚上にいるさまざまな常在菌は皮脂膜の皮脂をエサにしています。

皮脂膜は頭皮や肌の潤いになります。
皮脂の分泌には、主に生活習慣やホルモンが関係しています。

男性のほうが女性よりも脂っぽい肌の人が多いことや、加齢や生理周期によるホルモンバランスの変化で乾燥したり脂っぽくなったりするのは、ホルモンの関係です。

皮脂が少なすぎると肌や頭皮が乾燥し、乾性フケや痒みを引き起こします。

悪化するとアトピー性皮膚炎などになります。
逆に皮脂が多すぎると、頭皮や肌が脂っぽくなります。

頭皮の嫌な臭いや化粧崩れ、顔のテカリになります。

皮脂量が酷く多い上に常在菌の繁殖や体調不良などの他の条件とも重なると、ニキビや脂漏性皮膚炎になり、治療が必要です。

生活上のポイントに気をつけて、皮脂をコントロール

・よく眠る

睡眠は疲れを取ってホルモンバランスを整え、成長ホルモンを分泌させます。

質のよい睡眠は血行をよくするので、毛細血管から毛根に栄養を届ける仕組みが上手く働きます。

睡眠3時間前には食事を済ませ、入浴して体を適度に温めるとぐっすり眠れます。

スマホや頭を使うことを寝る直前にすると睡眠の質が下がります。

・優しく洗う

洗浄成分が髪の成分に近い、優しい洗浄力のシャンプーを選んで使いましょう。

シャンプー前に丁寧にブラッシングし、ぬるま湯をしっかりとかけ流すと埃や大きな汚れが流れ落ちていきます。

すると洗浄力が強いシャンプーを使わなくても、優しい力で洗うことができます。

一日に2回以上洗うことやゴシゴシ力を入れて洗うことは、必要な皮脂まで取りすぎ、頭皮のバリア機能が弱めてしまいます。

・清潔にする

枕カバーや帽子、ヘアブラシなど頭皮や髪の毛に触れるものは頻繁に手入れし、清潔にして使いましょう。

不潔な状態だと雑菌が繁殖しやすくなります。

・刺激から頭皮を守る

熱や紫外線は頭皮にとって刺激で、乾燥や脂っぽさの原因になります。
高温の日には直射日光を避けるために、日傘や帽子を使いましょう。

頻繁なブラッシングで頭皮に換気をもたらしましょう。

ヘアカラーやヘアケアアイテムは、頭皮にとって刺激になることがあります。

刺激の強い食べ物の食べ過ぎや、過度の飲酒・喫煙は、育毛を邪魔する要素です。

・体を動かす

定期的な軽めの運動は、新陳代謝や血行をアップし、ストレス解消に繋がり、皮脂量のコントロールを助けます。

・ストレス解消

ストレスが強い中で生活していると、自律神経が乱れたり血管が縮んだりして、抜け毛や切れ毛、育毛の妨げになります。

(まとめ)頭皮脂が多かったり腫れがあったりすると育毛はダメですか?

1. 腫れを治療し、頭皮脂をコントロールできる状態にしましょう

頭皮が脂ぎっていると、臭いなどがあり薄毛に繋がります。
腫れや痛みがある時は、必ず皮膚科を受診しましょう。

頭皮脂のコントロールには生活習慣を全体的に見直すことが必要です。

2. 脂っぽい頭皮の問題点4つ

頭皮脂が多すぎると、汗や頭皮の汚れと混ざり合い、臭いになります。

洗ってもスッキリできません。
ヘアスタイルが崩れやすくなります。

埃や汚れと混ざった脂が毛穴を塞ぐと、切れ毛を引き起こし、育毛も上手くいきません。

3. 乾燥した頭皮の問題点5つ

頭皮のバリア機能が低下し、傷つきやすくなります。
パラパラとした粉のようなフケがでます。

血行不良だと毛根が栄養不足で、切れ毛や抜け毛になります。
刺激により傷つきやすくなり、頭皮は赤く腫れたり、痒くなったりします。

4. 頭皮の腫れやデキモノ・カサブタは自己診断で悪化する場合も

ばい菌やアレルギーで腫れたりします。

赤い頭皮の原因としては、日焼け・薬剤によるかぶれ・乾燥・雑菌の繁殖や血行不良など、さまざまあります。

カサブタは3色ありますが、いずれも原因は皮膚炎や湿疹です。

5. 皮脂の役割・功罪とまとめ

皮脂を出す皮脂腺は毛穴の横にあり、とくに顔や頭部に密集しています。
皮脂は主に中性脂肪などたくさんの成分があります。

皮脂膜はバリア機能や潤いになります。
皮脂の分泌には主に生活習慣やホルモンが関係しています。

6. 生活上のポイントに気をつけて、皮脂をコントロール

睡眠や優しい洗髪・清潔なアイテムの使用・ブラッシングが大切です。
刺激的な食物や過度の飲酒・喫煙は避けましょう。

定期的に行う軽めの運動やストレス解消は皮脂量のコントロールを助けます。