日焼けした後の頭皮をケアしないと、シミの原因になるといわれています


顔の肌と同じように、頭皮も日焼けした後にケアをしないと、シミになるといわれています。

頭皮は髪に覆われているため、日焼けをしないと思われがちですが、つむじや髪の分け目は紫外線にさらわれるので、想像以上に日焼けをしやすい場所です。

頭皮が日焼けをしないようにすることが望ましいですが、もし日焼けをしてしまった時は、頭皮ケアをして紫外線による症状が悪化しないようにしましょう。

日焼けによる影響はシミだけではなく、頭皮にさまざまな悪影響を及ぼします。

夏だけに限らず、頭皮の日焼けには日頃から気を配ると良いでしょう。

シミができるメカニズムを理解しましょう

日焼けをするとシミができるのは、紫外線の刺激によって生成されたメラニンが排出されず、皮膚に蓄積してしまうからです。

メラニンはシミの原因として知られていますが、紫外線から頭皮などを守るために必要になります。

表皮が紫外線を浴びると、メラノサイト(色素形成細胞)が活性化して、メラニンがつくられます。

メラニンはケラチノサイト(表皮細胞)にとどまり、紫外線の刺激から皮膚の細胞を守るために、皮膚の色を黒くするのです。

皮膚のターンオーバーが通常通りに行われれば、日焼けをして黒くなっても1ヶ月ほどで元の皮膚の色に戻ります。

ケラチノサイトが表皮の下から徐々に上へと押し出されていき、やがて古い角質となってはがれ落ちて、皮膚の外に排出されます。

しかし、日焼けを何度も繰り返したり、適切なケアを怠ったりしていると、メラニンが排出される量よりもメラニンがつくられる量の方が多くなるので、ターンオーバーでメラニンが排出されにくくなるのです。

ターンオーバーで取り除けなかったメラニンはシミとなって、皮膚に残ります。

これは顔や身体の皮膚と同様に、頭皮にも当てはまる話です。

紫外線を浴び続け、日焼けをしている状態が長く続くと、皮膚の細胞は次第に壊れやすくなり、形もいびつになっていくといわれています。

頭皮は最も日焼けしやすい場所なので、紫外線の影響を受けやすく、頭皮のコラーゲンが失われたり、ハリや潤いがなくなったりしてしまうのです。

ターンオーバーが乱れる原因があります


ターンオーバーの乱れは、日焼けによって起こります。

紫外線には皮膚の表面にダメージを与えるUVBと、皮膚の奥にダメージを与えるUVAがあります。

皮膚の細胞が紫外線から受けたダメージを修復しようと働くために、通常のサイクルよりも早くターンオーバーが行われてしまいます。

ターンオーバーが早すぎると未熟な状態の細胞がつくられたり、角質が厚くなったりすることがあるのです。

もし、頭皮にごわつきを感じる時は、ターンオーバーが乱れている可能性があります。

日焼け以外にも、頭皮のターンオーバーを乱す原因があります。

洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている

頭皮を洗浄力が強いシャンプーで洗うと、頭皮が必要とする皮脂までも洗い流してしまいます。

皮脂には頭皮を保護する役割があるので、必要以上に落としてしまうとターンオーバーが乱れるのです。

皮膚の細胞が失った皮脂を補おうとするために、皮脂の分泌が過剰になり、頭皮のベタつきや匂いの原因にもなります。

また、1日に何度もシャンプーをしたり、頭皮をゴシゴシとこすって洗ったりするのもターンオーバーを乱す要因です。

睡眠不足

睡眠不足は美容の大敵といわれていますが、頭皮にとっても好ましいことではありません。

眠っている間に分泌される「成長ホルモン」には、傷ついた細胞を修復する働きがあるといわれています。

頭皮が日焼けでダメージを受けた後は、成長ホルモンが回復してくれると考えられているのです。

しかし、睡眠時間が不足していると、修復する時間が取れないので、頭皮のターンオーバーを阻害してしまいます。

頭皮と髪のトラブルは日焼けが引き起こしている可能性があります

日焼けをした後にシミができなかったからといって、頭皮がまったくダメージを受けていないとは限りません。

気づかないうちに紫外線によるダメージが頭皮に蓄積され、シミとは違った形で表れる可能性があります。

乾性フケ

頭皮からパラパラと乾燥したフケが出るようになったら、日焼けの影響を疑ってみましょう。

どんなに健康な頭皮でもフケは必ず出るものですが、通常は目で確認できないほど細かいため、気になることはまずありません。

しかし、日焼けによってターンオーバーが乱れた頭皮は古い角質がうまく排出されず、未熟な角質もはがれてしまうため、フケが塊となって目につくようになります。

薄毛

日焼けをした後の頭皮は髪をつくる「毛母細胞」が傷つけられているため、薄毛のリスクが高くなると考えられています。

つむじや頭頂部の髪が特に薄くなりやすいのは、日焼けによる影響があるといわれているのです。

日焼けをした頭皮は髪が生えにくくなり、髪が生えても抜けやすくなるので、全体的な髪の量が減少してしまうとされています。

白髪

日焼けをすると紫外線が髪の色素幹細胞を攻撃してしまうため、DNAが破壊されて白髪が増える可能性が指摘されています。

また、髪のメラニンが破壊されてしまうので、黒かった髪が赤っぽく変色することもあります。

日焼けによって頭皮の「光老化」が引き起こされます


頭皮や顔の肌などの皮膚は、加齢によって少しずつ老化が進んでいきますが、紫外線の影響によって老化が加速してしまうことがあるといわれています。

これは「光老化」と呼ばれる現象で、メラノサイトが活性化したり、皮膚のコラーゲンを減少したりするといった老化現象が起こります。

頭皮などの日光にさらされる部分が老化するのは、80%近くが日焼けによるものだと考えられています。

加齢による老化との大きな違いは、紫外線を浴びた量や時間の長さによって比例するという点です。

頭皮の日焼けを防ぐには、なるべく紫外線を浴びないことが望ましいですが、まったく外出をしない生活を送るというのは、現実的に難しいでしょう。

外出をする時は季節に関わらず、日傘や帽子を使用することで紫外線をある程度は避けることができます。

紫外線の量が最も増えるとされる午前10時から午後2時の間は特に、頭皮が紫外線を浴びないような工夫をしましょう。

また、紫外線のUVAはガラス越しに届く性質があるため、屋内にいても日焼けする可能性があります。

日当たりの良い場所や窓際にいる時なども油断をせず、日焼け対策をしましょう。

屋内にいる時は、肌用の日焼け止めクリームを頭皮に塗るか、日焼け止めスプレーなどを使うと良いです。

日焼けをした後は「ビタミンACE」の摂取が効果的だといわれています

もし頭皮が日焼けしてしまった時は、冷水や保冷剤でしっかりと冷やしましょう。

さらに日焼けした後のケアに良いとされる栄養素を摂って、身体の内側からも日焼け対策をすると効果的です。

日焼けした後に摂ると良いといわれる栄養素は、「ビタミンACE」です。

ビタミンACEとは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEのことを指しています。

日焼け後のケアに真っ先に摂りたいのは、ビタミンCです。

美白化粧品などにも含まれていることが多いビタミンCは、日焼けケアに欠かせない栄養素といわれています。

メラニンが大量につくられるのを防ぎ、色素沈着を抑制する効果が期待できるためです。

頭皮に必要なコラーゲンの生成を促す働きもあるため、日焼けした後の頭皮ケアには最適です。

キウイ、レモン、芽キャベツ、赤ピーマンなど、植物性の食品に多く含まれています。

ビタミンAには、皮膚の健康を維持したり、血管を強化したりする働きがあるといわれています。

頭皮は必要とする栄養素を血液の流れから得ているのです。

豊かで美しい髪のためには、土壌となる頭皮の栄養状態が深く関わってきます。

ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率が高くなるのです。

レバーやウナギ、緑黄色野菜などにビタミンAが含まれています。

ビタミンEには、血行やターンオーバーを促す働きがあるといわれています。

古い角質が排出され、新しい角質に変わるので、日焼けした後の頭皮のダメージをリセットする効果が期待できるのです。

ビタミンEはナッツ類や緑黄色野菜、魚介類などに含まれています。

日々の食事に上手に取り入れてみましょう。

頭皮も顔の肌を同じように保湿を意識したケアをしましょう

日焼けをした後の頭皮には、顔の肌と同じように保湿を意識したケアをしてあげましょう。

紫外線を浴びた後の頭皮は、バリア機能が低下している状態です。

刺激を与えないようにケアをし、回復力を高めましょう。

シャンプーをする時は、指に力を入れすぎないようにしてください。

日焼けをした頭皮はかゆみを感じることがありますが、かゆいからといって掻いてしまうのは頭皮を傷つけ、症状を悪化させる行為です。

頭皮をいたわるように洗い、頭皮へ負担をかけないようにしましょう。

頭皮が日焼けをした後に気をつけたいのが、シャンプーの選び方です。

洗浄成分がアミノ酸系のものは洗浄力がマイルドなので、バリア機能が弱まった頭皮に向いています。

アミノ酸系シャンプーには、頭皮の保湿力を高める効果もあるといわれています。

お湯の温度が熱すぎると頭皮を刺激してしまうので、すすぎをする時はぬるま湯を使いましょう。

最後はドライヤーで頭皮を乾かすと、雑菌の繁殖を防ぐことができます。

(まとめ)日焼けした後の頭皮ケアを怠ると、シミや抜け毛、白髪などのトラブルを引き起こすことがあります。


頭皮は想像以上に紫外線を浴びやすく、日焼けによる影響を受けやすい場所です。

顔の肌と同じように、ターンオーバーの促進や保湿を心がけた丁寧なケアが必要になります。

また、ビタミンACEの摂取も効果的だといわれています。

日焼けをした後は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーを使って頭皮ケアをしましょう。

バリア機能が低下した頭皮をやさしく洗いあげ、保湿力を高めてくれます。