脱毛症とは、一般的に異常なほど髪が抜ける状態と定義されています


脱毛症というのは、通常のヘアサイクルで抜ける量を越えた脱毛が起こってしまう症状を指す言葉です。

そのため朝起きて、数本の髪の毛が枕に落ちていたとか、髪を梳かしたら何本か髪が抜けた、という程度では、脱毛症とは言いません。

明らかに異常なほど髪が抜ける状態の場合に、脱毛症という言葉が使われます。

脱毛症と通常の抜け毛には違いがあります

脱毛症と通常の抜け毛は、どのように見分ければ良いのでしょうか。
ある程度進行した脱毛症と単なる抜け毛の違いについてご説明します。

髪が抜ける量

通常、人の髪の毛は1日で50本から100本程度抜けると言われています。

この程度の抜け毛であれば、特に心配する必要はありません。
お風呂の排水溝などを見て、たくさんの髪が落ちているとぎょっとすることもありますが、髪が長い女性の場合は特に多く見えるため、多くの場合は考え過ぎです。

しかしなにもしていないのに髪を手で撫でただけでハラハラと毛が落ちる、ただ歩いているだけで毛が抜けるといった場合は脱毛症になっていると考えられます。

地肌の状態

地肌が赤くなっていたり、痒みや痛み、フケなどの症状がある時は、脱毛症を疑いましょう。

ただし髪をかきわけないと頭皮の状態がわからないという場合は、まだそれほど深刻な状態ではありません。

あきらかに一部の頭皮の髪がなくなっているという場合や、髪がなくなりすぎて頭皮が透けて見えている場合などは脱毛症です。

脱毛症は免疫疾患やホルモンバランスの乱れなどによって起こります


脱毛症の原因は、自己免疫疾患や甲状腺機能障害などの免疫に関する異常、ストレスや不規則な生活によるホルモンバランスの乱れなどから起こります。

免疫の異常

免疫というのは、ウイルスなどの外敵から体を守ってくれる大切なものです。
免疫力が低下すると、風邪にかかりやすくなったり、口内炎やものもらいなどができやすくなってしまいます。

しかし免疫の機能が過剰に働き過ぎてしまったり、攻撃するべきではないものを攻撃してしまったりすると、体内トラブルに繋がり、脱毛が起こります。

この免疫異常は、年令を問わず発症するものです。

ホルモンバランス

ホルモンバランスの乱れは、特に出産後の女性や更年期の女性に現れがちな症状ですが、ストレスや生活習慣の乱れによって若い女性に起こることもあります。

よく「ストレスが溜まると髪が抜ける」といいます。
ストレスは、ホルモンバランスを乱して、ヘアサイクルを狂わせてしまう原因なのです。

またストレスによる不眠や摂食障害なども、髪が抜ける原因となります。

日頃から頭皮ケアに気を配りましょう

脱毛症を防ぐためには、身体を健康に保つことやストレス発散をすることが大切です。

しかしそれと同時に、頭皮そのもののケアをするのも忘れないようにしましょう。

頭皮が荒れると影響が出やすい

頭皮の状態が悪くなっていると、ちょっとしたストレスや調子の乱れが脱毛に繋がってしまいます。

毎日の生活に気を配り、頭皮を健康な状態に保てるように心がけましょう。

刺激を与えない

頭皮に対する強い刺激は、皮膚状態の悪化に繋がります。
紫外線や洗浄力の強いシャンプー、カラー剤などに気を付けるようにしましょう。

また爪を立てて頭皮をかいたり、痛みを感じるほど強く押してヘッドマッサージをすることなども避ける必要があります。

保湿する

頭皮の乾燥は痒みや炎症などのトラブルの元になります。
蒸しタオルやヘアパック、ローションなどを使って保湿するようにしてください。

また入浴やヘッドスパで血行を良くすると、頭皮に血液がいきわたるので保湿効果が高められます。

(まとめ)脱毛症の定義ってどんなもの?

1.脱毛症とは、一般的に異常なほど髪が抜ける状態と定義されています

脱毛症は、通常のヘアサイクルでは考えられないほど大量の髪の毛が抜けてしまう状態を指した言葉です。

ですから髪を梳かしたら数本の抜け毛があったという程度では、脱毛症とは言わないのです。

2.脱毛症と通常の抜け毛には違いがあります

脱毛症と通常の抜け毛には、髪の抜ける量や地肌の状態に違いがあります。

進行した脱毛症は、ただ歩いているだけでハラハラと髪が抜け落ちたり、頭皮が透けて見えるほど髪が少なくなってしまいます。

3.脱毛症は免疫疾患やホルモンバランスの乱れなどによって起こります

脱毛症は、免疫の異常やホルモンバランスの崩れによって起こります。

これらは年齢を問わず起こるもので、若い女性であっても免疫異常は起こりますし、生活習慣の乱れでホルモンバランスが崩れることもあります。

4.日頃から頭皮ケアに気を配りましょう

脱毛症を防ぐために、頭皮そのもののケアも忘れないようにしましょう。

頭皮が荒れないように、紫外線や洗浄力の高いシャンプー、薬剤などの刺激を避けて、保湿を心がけるようにしてください。