幼児でも脱毛症になることはあります


脱毛症は、大人に限って起こる病気ではありません。
まだ小さな幼児であっても、脱毛症になってしまう子がいるのです。

心身共に未熟な幼児の脱毛症は、両親がきちんとサポートをして治療を受けさせる必要のあるものです。

幼児が脱毛症になる原因と対処方法について、両親が適切な知識を身に着けておくことが大切です。

幼児の脱毛症は自己免疫疾患によって起こります

大人の脱毛症は、ホルモンバランスの乱れやストレスなど、さまざまな原因によって起こります。

しかし子供の脱毛症は、ほとんどの場合が自己免疫疾患による円形脱毛症です。
自己免疫疾患による円形脱毛症というのは、免疫が毛根を外敵と誤解して攻撃してしまったり、アレルギー物質に反応して過剰防衛してしまったりすることで脱毛が起こってしまうものです。

子供の中には、アトピー体質だったり、食物アレルギーなどを多数持っているアレルギー体質の子もいます。

こういう子は免疫に関するトラブルが起こりやすいため、免疫疾患による円形脱毛症のリスクも高まります。

もしアトピーの子が頭皮を掻いていたり、頭皮に薄いところがあったりした場合は、早めに治療を始めるようにしてください。

また円形脱毛症ではなく、全体的に髪の毛が薄い子どもの場合、成長に従って増えて行くケースがほとんどですからそれほど心配しなくても大丈夫です。

3~4歳頃になるまでは、髪の状態も変わるので、少し様子を見てみましょう。

脱毛症かもしれないと思ったら、病院に連れていきましょう


小学校に入る前の子供でも、「脱毛症かもしれない」と思ったら迷わず病院に連れて行くようにしてください。

皮膚科でも小児科でも大丈夫ですが、アレルギーに強い小児クリニックや、既にアトピーでかかっている病院がある場合などは、そこに行くのがおすすめです。

幼児の脱毛症の治療

幼児の脱毛症治療は、大人と同じように飲み薬や塗り薬で行います。
ステロイドなどの塗り薬や、血行を良くする薬などのほか、ぐずってなかなか寝ない、不安がるなどの症状がある場合は、気持ちを落ち着ける薬が処方されることもあります。

自宅でのケア

自宅では、子供が安心して過ごせるように環境を整えてあげましょう。

もし夜忙しくてあまりゆっくり寝かしつけの時間を取れていない、食事をきちんと作ってあげられていないといったことがある場合は、それらが影響している可能性もあります。

なるべく栄養のある食事を作って、子どもが不安なくぐっすり眠れるようにしてあげてください。

子供の脱毛症は長引くと大きなトラブルに繋がります

1歳や2歳の小さなうちは、多少自分の髪が抜けていても、あまり気にしない子が多いと思います。

しかし、3歳・4歳になって幼稚園に行くようになると、だんだんと、「自分はみんなと違う」という気持ちを抱くようになってしまいます。

同じ年頃の子どもの中に入ると、髪が抜けていることをからかわれることも多くなってしまうでしょう。

小学校に入ると、この傾向はさらに強くなります。
脱毛症がきちんと病気として認識されて、からかわれたりいじめの対象になったりしなくなるのは、残念ながら、大学生か、社会人になってからでしょう。

小学校・中学校・高校の子供たちは、時にひどく残酷ですし、中高生の思春期の子どもにとって、髪が抜けるというのは大きな負担となります。

子供の脱毛症は、何十年にわたって続いてしまう恐れもあるものです。
早期治療が解決の一歩となりますから、「ちょっと様子を見よう」などと思わずに、すぐに医者に連れて行って、適切な診察と治療を受けさせましょう。

(まとめ)幼児でも脱毛症になることがあるの?

1.幼児でも脱毛症になることはあります

脱毛症は、大人だけがなる病気ではなく、幼児にも起こることがあります。

幼児が脱毛症になってしまった場合は、親が原因や対処法をきちんと身に着けて対策をとってあげる必要があります。

2.幼児の脱毛症は自己免疫疾患によって起こります

幼児の脱毛症は、多くの場合自己免疫疾患によって起こります。
アトピーやアレルギーを持っている子は、こうしたトラブルが起こりやすいという特徴があります。

一方、髪全体が薄い場合は、3~4歳頃になるまで様子を見てみましょう。

3.脱毛症かもしれないと思ったら、病院に連れていきましょう

脱毛症かもしれないと感じたら、まずは病院に行きましょう。
皮膚科や小児科の他、アレルギーやアトピーなどの免疫疾患に強い病院もおすすめです。

また自宅でも栄養のある食事を作り、子供が安心して眠れる環境づくりをしてあげてください。

4.子供の脱毛症は長引くと大きなトラブルに繋がります

子どもの脱毛症は、何十年も続くこともあります。
幼児のうちは大きな問題にならなくても、小学校・思春期と年齢を重ねるうちに、脱毛症は子どもの大きな悩みとなってしまいます。

早期治療を心がけるようにしてください。