血液検査で脱毛症の原因の一部を知ることが出来ます


脱毛が起こった場合に血液検査をすると、原因となり得るいくつかの疾患について調査することができます。

これらの疾患に関する兆候が見られた場合は、適切な治療をすることで脱毛症を改善させることも可能です。

病気の早期発見にも繋がりますから、原因不明の脱毛に悩まされている場合は、一度内科で血液検査を行ってみると良いかもしれません。

毛症を起こす原因にはアレルギーや膠原病などさまざまなものがあります

血液検査によってわかる病気の中には、脱毛症の原因になるものがいくつもあります。

脱毛が単なる加齢やストレスによるものではなく、治療が必要な病気のサインである場合もあるので、可能性について知っておくようにしましょう。

アレルギー

アレルギーは血液検査で調べることができます。

しかし、通常の健康診断に含まれる血液検査ではわからないため、アレルギーが疑われる場合はそのための検査を別途行う必要があります。

膠原病

膠原病というのは、リウマチ性疾患と自己免疫疾患、結合組織疾患が絡み合って起こる病気です。

このうち、自己免疫疾患による免疫異常が起こると、髪の毛が攻撃されて脱毛が起こります。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能に問題が起こって、甲状腺ホルモンの異常が起こる病気です。

女性に多い病気で、更年期障害に似た症状が出ます。

梅毒

最近、女性の患者が増えていると言われている病気です。

皮膚の発疹などと共に、脱毛が起こります。

患部のしこりなど、気になる症状がある場合は泌尿器科や産婦人科で検査をしてもらうことができます。

栄養不足も血液検査でわかる


通常の血液検査でわかる項目の中には、栄養状態も含まれます。

タンパク質や鉄分などの栄養が足りていないと、髪も健康を保つことができません。

鉄欠乏性貧血

特に女性に多いトラブルです。

月経がある女性は、どうしても体の中の血液が不足しがちになってしまうのです。

血液が足りているかどうかを見る項目はいくつかありますが、主に、ヘモグロビンの濃度を基準に判断されます。

女性の場合は、12.0以下が貧血気味とされていて、10.0を切ると薬による治療が必要とみなされる場合が多くなります。

総合的な栄養状態

「TLC」という項目で表される総リンパ球数は、体の中の栄養状態を表す数値です。

女性の場合は、1600~3400が正常値とされていて、800を切ると栄養障害があると診断されます。

また、TP(総タンパク)や、ALB(アルブミン)ではタンパク質の不足を知ることが出来ます。

TPは6.7~8.3、ALBは4.0~5.0が正常値です。

定期的に健康診断を受けましょう

血液検査は、体の健康状態を手軽に、かつ総合的に知るために有効な手段です。

病気になってしまった時、自分では気づかなかった症状が血液中の数値に表われることがよくあるのです。

定期的に健康診断を行って、体の状態を知っておくようにしましょう。

職場での健康診断

人を雇っている企業は、必ず定期的に健康診断を行わなければならないと決められています。

そのため、会社員として働いている人は必ず健康診断を受けることになります。

血液検査は、35歳未満、または36~39歳の人の場合は省略される場合がありますが、それ以外の年齢の人は必ず受ける必要があります。

自治体による健康診断

自営業の人や、主婦の人、フリーターなど、企業で健康診断を受ける機会がない人向けに、各自治体による健康診断も行われています。

自治体によって内容や条件が異なるため、確かめてみましょう。

人間ドック

自主的に行う健康診断です。

企業によっては、一定の年令以上の人に対して人間ドックの補助を行っている場合もあります。

(まとめ)血液検査で脱毛症の診断ができるって本当?

1.血液検査で脱毛症の原因の一部を知ることが出来ます

血液検査をすることで、脱毛の原因となる疾患にかかっていないかどうかを調べることができます。

病気の早期発見にも繋がりますから、原因不明の脱毛に悩まされている人は一度検査をしてみてはいかがでしょうか。

2.脱毛症を起こす原因にはアレルギーや膠原病などさまざまなものがあります

脱毛症が起こる病気には、アレルギーや膠原病、甲状腺機能低下症、梅毒などがあげられます。

このうち、アレルギーと梅毒は通常の血液検査ではわからないため、気になる症状がある時は病院でそのための検査をしてもらいましょう。

3.栄養不足も血液検査でわかります

血液検査の項目の中には、自分の栄養状態を知れる項目もあります。

ヘモグロビンの濃度で表される鉄や、総リンパ球数による総合的な栄養状態、TPやALBによるタンパク質量などをチェックしてみましょう。

4.定期的に健康診断を受けましょう

血液検査では様々な病気の早期発見をすることができます。

企業の健康診断や、自治体で行われている健康診断、人間ドックなどを利用して、定期的に血液検査を受けるようにしましょう。