脱毛症に効果的な漢方薬は複数あります


漢方は、5世紀から6世紀頃に中国からもたらされた医療の考え方で、その後、日本で独自に発達していきました。漢方で利用される生薬をブレンドした薬のことを「漢方薬」と呼びます。

漢方薬のなかは、脱毛症にも有効なものがあるとされています。
西洋医学が病気の根絶を目指すのに対し、東洋医学は、患者の体力や症状に合わせて薬を処方し、病気の予防や本人の体力回復を目指します。

そのため漢方薬での脱毛症治療も、必ずこれが良いというものではなく、本人の状態に合わせて適した薬を利用していくのです。

漢方薬で体の調子を整えましょう

漢方薬は、さまざまな体調不良に効果を発揮します。

血流の問題

薄毛は、血行不良が原因でも起こります。そのため漢方薬で全身の血行を良くすることで、薄毛リスクを軽減させる効果が期待できます。

更年期障害

更年期障害によるほてりやのぼせ、イライラ感などにも漢方薬が効果的です。更年期で急激に女性ホルモンの分泌量が減少することで薄毛が起こる場合もあります。

女性ホルモンのバランスや自律神経を漢方薬で整えることで、髪への悪影響を防ぐ役割があると考えられます。

自律神経失調症

自律神経の乱れは、あらゆる不調を引き起こすものです。
漢方薬は、このような身体全体の不調を整える効果が高いため、自律神経失調症による薄毛にも効果が期待できます。

ストレス・精神疾患

ストレスや精神疾患、不眠などのほか、精神が細く、少しのことでも敏感に感じ取ってしまう人に処方される漢方薬もあります。
体力が弱く虚弱な人に対しても使えるため、西洋医学の薬では強すぎるという場合にも安心です。

このように、脱毛症の原因に合致する漢方薬を利用することで、発毛効果や薄毛改善効果が期待できます。

脱毛症の原因によっては効果が出ないこともあります


脱毛症の原因によっては、漢方薬がうまく合わない場合もあります。効果が見られない場合は、別の薬を処方してもらったり、生活を見直して原因を取り除くよう努めましょう。

脱色やヘアカラーなどによるもの

髪の脱色やヘアカラー、パーマなどによる刺激で脱毛が起こっている場合、いくら薬で治療しようとしても、原因となっている刺激物を避けなければ脱毛を改善させることは難しいでしょう。

肌が敏感だったり、アレルギー体質である場合は、なるべく刺激物に頭皮をさらさないよう注意する必要があります。

過度のダイエット等によるもの

極端なダイエットや生活習慣の乱れによって髪が栄養不足になってしまっている場合、漢方薬を飲んだだけでは改善は見込めません。

きちんと生活を整えて、健康づくりをすることが大切です。漢方の効き目を効果的に利用するためにも、毎日の生活を見直すようにしましょう。

副作用によるもの

強い薬への副作用によって抜け毛が起こることもあります。漢方ではこうした薬の副作用を止めることはできません。
服用が終わった後の回復期に利用するようにしましょう。

漢方薬を利用する時は漢方に強い医師・薬剤師に相談しましょう

漢方薬の一部は、ドラッグストアなどでも販売されています。しかし漢方薬の処方は非常に難しいもので、本人の体調や体質によって利用すべき薬が変わります。

そのため薄毛により効果的な漢方薬を試したいということであれば、東洋医学に詳しい医師や漢方薬局に勤める薬剤師に相談をするようにしましょう。

カウンセリング

漢方薬局では、それぞれの患者の体質や症状を詳しく聞き取った上で漢方薬の処方をしてくれます。とくに初回のカウンセリングでは、ある程度時間を割いて聞き取りをしてくれる薬局に行くようにしましょう。

これはもちろん病院でも同様で、漢方医にこれまでの治療方法や症状を説明した上で処方を受けます。

継続治療

西洋医学の薬は、風邪などが治るまでの数日間など、短期間服用のものが多くあります。しかし漢方薬の場合は、身体全体の調子を整えるという目的からしても、長期的な服用を行う可能性が高いものです。

そのためいくら名医であると言われていても、あまり自宅から遠く、通いづらい医院にかかってしまうと、継続して診てもらうことが難しくなる場合もあります。

かかりつけの漢方医を見つけたい場合は、無理なく通えるかどうかということも考慮に入れましょう。

(まとめ)脱毛症には漢方薬が効くって本当なの?

1.脱毛症に効果的な漢方薬は複数あります

西洋医学の薬は、病気を倒すことを目的として利用されますが、漢方薬は、自分自身の体調を回復させたり、バランスを整えたりするために使われます。

脱毛症治療においても、本人の状態に合わせた薬が利用されます。

2.漢方薬で体の調子を整えましょう

漢方薬は、血流の問題や更年期障害、自律神経失調症、神経障害、不眠などに効果を発揮します。
身体全体の調子を整える効果が高いため、薄毛を総合的にケアする効果が期待できます。

3.脱毛症の原因によっては効果が出ないこともあります

脱色やヘアカラー、パーマ剤などによる頭皮への刺激や、過度のダイエットが原因で脱毛症が起こっている場合は、原因を取り除かない限り回復は困難です。

また薬の副作用による薄毛も漢方薬で治療することができません。

4.漢方薬を利用する時は漢方に強い医師・薬剤師に相談しましょう

漢方薬を利用する場合は、自己判断ではなく、東洋医学に詳しい医師や薬剤師に相談するのがおすすめです。

きちんとカウンセリングの時間を取ってくれて、継続的に通えるかかりつけ医を見つけるとよいでしょう。