原因によっては特定の場所に脱毛症が起こるケースもあります


脱毛症にはいくつもの種類があります。
その中には、特に場所が特定されず、頭のどこにできるかわからない円形脱毛症や分娩後脱毛症などもあります。

しかしけん引性脱毛症などは、おおよそ特定の場所に起こります。
そのため、頭頂部や生え際、分け目などに脱毛が起こっている場合は、原因が特定しやすい場合があるのです。

分け目やつむじなどの脱毛が起こったら原因に心当たりがないか考えてみましょう

女性の脱毛症には、頭皮全体が薄くなるびまん性脱毛や、頭皮の一部の髪がなくなる円形脱毛症などがあります。

しかしそうではなく、分け目やつむじが広がって行くような脱毛症が起こった場合は、次のようなことが原因になっているかもしれません。

髪を引っ張るスタイリング

いつも同じ場所で髪を縛っていたり、強く髪を引っ張る髪型を続けていると、引っ張られた場所がだんだんと薄くなっていってしまいます。

これは、けん引性脱毛症と呼ばれるものです。
また決まった分け目を作っている人は、髪の重みで分け目がだんだんと広がっていってしまうこともあります。

これもけん引性脱毛症の一種です。

紫外線による刺激

分け目やつむじは、頭皮が髪に覆われずに直接紫外線を浴びてしまいます。

そのため、紫外線による刺激で頭皮がダメージを受けて、その部分のお肌が荒れてしまうことがあります。
すると、髪の毛が細くなったり、生えづらくなってしまいます。

女性に一番多い脱毛は頭皮全体の髪が薄くなるものです


男性の薄毛は、頭頂部がはげて来たり、生え際が後退してくることが知られています。しかし女性の場合はこのような形で脱毛が起こることはあまりありません。

また男性のように髪がまったくなくなってしまうケースも稀です。
女性の脱毛症は、多くの場合髪の毛全体のボリュームがダウンしてしまったり、髪が全体的に少なくなります。

「とくにこの場所が薄い」というものではなく、なんとなく髪がぺったりしてヘアスタイルが決まらない、といったところからスタートするのが女性の脱毛症の特徴なのです。

こうした脱毛は、「びまん性脱毛症」と呼ばれています。
びまん性脱毛は、女性ホルモンの減少などによるホルモンバランスの乱れによって起こります。

加齢による女性ホルモンの減少はもちろん、不摂生による自律神経の乱れなども影響します。

とくに場所が限定されず、全体が薄くなるような脱毛症になってしまった場合は、女性ホルモンエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂取したり、ゆっくり休む時間を取るなどして、ホルモンバランスを整えやすい生活を心がけるようにしてください。

脱毛症が起こったら原因をなるべく排除するようにしましょう

薄毛が起こった場合は、病院などで治療を受けることもできますが、原因がはっきりしている場合はまずそれを取り除くことが大切です。

ヘアスタイル

けん引性脱毛の場合は、髪型を変えることで自然と治って行くケースがほとんどです。

またスタイリング剤を使っている場合は、スプレーの成分などが頭皮に詰まってトラブルを起こしている可能性があるため、しっかりシャンプーで落とすようにしましょう。

アレルギー物質

銀歯による金属アレルギーや、花粉症、ハウスダストなどによるアトピーなど、アレルギー物質となっているものから遠ざかるようにしましょう。

また合わないシャンプーやファンデーションを使っていると、それが刺激となってしまって薄毛が起こる場合があります。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの乱れは、脱毛以外にも様々なトラブルを引き起こします。
睡眠・食事・運動・一定のリズムでの生活を心がけて、心身に負担をかけないようにしましょう。

ビタミンや大豆イソフラボン、ハーブティなど、ホルモンバランスを整える役割のあるものを日常に取り入れるのもおすすめです。

(まとめ)原因によって脱毛症になる場所が違う?

1.原因によっては特定の場所に脱毛症が起こるケースもあります

脱毛症にはいくつかの種類があります。
円形脱毛症や分娩後脱毛症などは、どこに脱毛が起こるかわからない脱毛症です。

一方、けん引性脱毛症などは、場所がある程度決まっている脱毛症です。

2.分け目やつむじなどの脱毛が起こったら原因に心当たりがないか考えてみましょう

髪を引っ張るようなヘアスタイルをしたり、いつも同じ場所で分け目を作っていると、けん引性脱毛症になってしまうことがあります。

また分け目やつむじは紫外線にさらされるため、皮膚が荒れて薄毛になってしまうこともあります。

3.女性に一番多い脱毛は頭皮全体の髪が薄くなるものです

男性の薄毛とは異なり、女性の薄毛は頭皮全体で起こる場合が多くなっています。

こういう薄毛が起こってしまった場合は、女性ホルモンのバランスの乱れが原因ですから、ホルモンバランスを整えるように心掛けましょう。

4.脱毛症が起こったら原因をなるべく排除するようにしましょう

脱毛症が起こってしまったら、原因を排除して回復を目指しましょう。

ヘアスタイルを変えたり、アレルギー物質に触れないようにすることや、ホルモンバランスを整える生活を意識することが大切です。