脱毛症では休止期にある毛が増える傾向があります


脱毛症には、ヘアサイクルが重要な影響を与えていると考えられています
そのなかには、成長期が短くなるものや休止期の毛が増えるものなどさまざまなタイプがあり、一日に100本以上の毛が抜けるものを休止期脱毛といいます。

一気に髪の毛が抜けていく場合もあり、休止期脱毛は注意を要するタイプといえるでしょう。

通常の健康な髪が休止期に抜けるのは当たり前のことですが、病気やダイエットなどで休止期に陥る髪が多いケースは問題です。

休止期で抜ける毛が増えることで、全体の髪の毛の量が減少して薄くなるびまん性脱毛となります。

休止期脱毛症は病気や栄養不足で抜け毛が増えます

休止期脱毛症の特徴は、急激に抜け毛が増えてしまうことです。

成長期を終えて十分に育ち切った毛髪は自然に抜けていきますが、その一方で新たに発毛の準備が整えられています。

休止期脱毛の場合には抜ける分量が増えてしまい、発毛の割合が追いつかなくなり髪の量が減ってしまうのです。

休止期脱毛は、甲状腺などの病気や頭皮の栄養不足が関係しています。

甲状腺ホルモンはヘアサイクルに影響を及ぼすため、休止期脱毛のリスクが高いと考えられています。

この場合には根本的な病気の治療が必要です。

また、頭皮の栄養不足もヘアサイクルを乱す原因となり、正常な成長ができない髪の毛がそのまま休止期に入ってしまうこともあります。

こうした原因によって抜け毛が増えることで、頭部全体が薄くなる「びまん性脱毛」が発症します。

びまん性脱毛は女性に多い脱毛症ですが、休止期の髪が増えることで起こるということです。

ヘアサイクルの休止期と成長期は大きく脱毛症に影響します


そもそも、髪の毛の量のバランスはヘアサイクルによって保たれており、そのサイクルが崩れることで薄毛や脱毛が始まります。

髪の毛の生え変わりであるヘアサイクルの周期は非常に長いもので、一本の髪の毛が生まれて成長し抜け落ちるまでには5年以上の期間がかかるといわれています。

休止期脱毛が起こった場合には、基本となるヘアサイクルが乱れている可能性があるため、治療にはヘアサイクルをもとに戻すことが必要です。

ヘアサイクルは体毛の種類によって異なり、髪の毛のサイクルは比較的長いといわれています。

成長期はおよそ2年から5年ほど続き、その後数週間の退行期、数ヶ月の休止期を迎えます。

髪の毛の80パーセントほどが成長期、10パーセント程度が休止期であれば、髪は健康的な状態です。

脱毛症となった人の髪のバランスは成長期が少なく、それ以外の髪が多い状態といえるでしょう。

慢性休止期脱毛症は女性に多い脱毛症です

慢性休止期脱毛症は、女性のAGAについで2番目に多く見られる症状です。

女性のAGAは、男性ホルモンの増加によって起こる悪玉男性ホルモンの影響で起こるといわれています。

慢性休止期脱毛症の原因としてあげられるのは、膠原病や糖尿病などの内臓疾患の影響や貧血やダイエットなどによる栄養不足です。

また、加齢の影響も大きく、年齢の高い方に多く現れる傾向があります。

さまざまな原因により、休止期の髪が多くなる状態が少なくとも6カ月以上継続したものを慢性休止期脱毛症と呼びます。

全体的に髪の量が減り、特に頭頂部や側頭部の髪がやや細くなることがこの脱毛の特徴です。

通常では10パーセント程度の休止期の髪の毛が、その倍である20パーセント程度まで増えてしまいます。

しかし、生え際の後退が起こることや髪の毛が軟毛化することはありません。

(まとめ)脱毛症には休止期が関係あるの?

1.脱毛症では休止期にある毛が増える傾向があります

脱毛症のひとつのタイプとして、休止期脱毛症というものがあります。

急激に休止期で抜け落ちる髪の毛が増えた場合には注意が必要です。

休止期の毛が増えたことで抜ける毛も増えるため、毛髪が全体的に薄くなっていきます。

2.休止期脱毛症は病気や栄養不足で抜け毛が増えます

休止期脱毛症は、基本的に抜け落ちることが多い成長期を終えた毛髪が多いものです。

そのため急激に抜け毛が増えていき、全体的な髪のボリュームが減ります。

休止期で抜け毛が増える原因としては、髪に栄養が届かないことや病気の影響などが考えられます。

3.ヘアサイクルの休止期と成長期は大きく脱毛症に影響します

ヘアサイクルは髪の量を維持するために大切なものであり、それが崩れると脱毛症になりやすくなります。

本来成長期の髪が多いことで髪の量を一定に保てるのですが、休止期の髪が増えることで抜ける量が増えてしまうのです。

4.慢性休止期脱毛症は女性に多い脱毛症です

休止期の髪の毛が増える症状として、女性に多いのが慢性休止期脱毛症です。

6ヶ月以上の長期にわたる脱毛であり、全体的に休止期の髪の割合が倍になります。

病気などさまざまな原因がありますが、特に高い年齢の女性に多いものです。