脱毛症とパニック障害は併発する人も多いものです


脱毛症は髪の毛を生えさせている毛穴の奥に問題があるものですが、その原因にはストレスが大きく関係しているといわれています。

また、パニック障害もストレスによって発症することが多く、二つの原因は根っこの部分でつながっている可能性があります。

そのため、二つの症状が一緒に起こることもありますし、どちらかが原因となることもあるのです。

例えば、円形脱毛症がパニック障害の辛さによって引き起こされるといったケースです。

円形脱毛症とパニック障害は同じくストレスが影響します

円形脱毛症は、さまざまな脱毛症のなかでもストレスによる影響で起こることが多い症状と考えられています。

それ以外の原因として自己免疫の異常というものもありますが、元をたどればストレスが自己免疫に関わっているという話もあります。

つまり、直接的にせよ間接的にせよ、ストレスが溜まることで円形脱毛症を引き起こしやすくなるということです。

一方で、パニック障害も引き金がストレスであることが考えられる症状です。

脳の中で神経伝達物質が興奮を起こすことが原因といわれていますが、神経伝達物質の興奮はストレスによって引き起こされます。

ノルアドレナリンという物質は脳内で恐怖や緊張などを作り出すものです。

体を守るための機能としてなくてはならないものですが、心理的なストレスではそれが継続してしまい、発作につながります。

悪いことへの不安も引き金となりますが、結婚や昇進といった一見良さそうな出来事もストレスとなる可能性があるのです。

この症状は人生の大きな転機で起こることが多く、外的な変化に心が追いつかないことが原因として考えられています。

二つの症状は、脳や心に起こった大きなストレスが抜け毛や発作を起こしたものであり、ストレスが体のあちこちに影響することが理解できます。

脱毛症もパニック障害も突然始まるものではありません


脱毛症とパニック障害は、ストレスによって発症しがちな症状です。

しかし、ストレスを受けたからといってすぐに始まるものではありません。

ストレスが脳や体調に影響を与え続けて、体が対応できなくなった時点で始まるといってもよいでしょう。

これは髪の毛のメカニズムや脳の神経のメカニズムが関係しており、数ヶ月かけて体が反応を起こします。

髪の毛のメカニズムと脱毛の開始

髪の毛はヘアサイクルという生え変わりの周期を持っています。

そのため、基本的にはストレスを受けたからといってすぐに髪の毛が抜けて薄くなることはありません。

徐々に生え変わっていくなかで、ストレスの影響を受けた頭皮が次の髪の毛を育てられなくなったり、髪の毛を保持する力を失ったりすることで脱毛症となります。

パニック障害の発作のメカニズム

パニック障害の発作は、その人が耐えられないストレスが続くことで神経伝達物質がバランスを崩して起こります。

こちらの場合も、ストレスを感じてすぐに神経伝達物質に異常が起こることはなく、徐々に脳がストレスを溜めていき、ある時点でバランスを崩します。

精神的ストレスは、物理的ストレスとは違って、いつまでも心に残って常に緊張や不安を感じさせやすいため、バランスを崩しやすいのです。

どちらの治療も根気よく続けることが大切です

脱毛症の症状は、徐々に溜まったストレスによって髪の毛を育てる組織が傷つき、機能停滞を起こすことが原因です。

ストレスが与える影響は体の組織や機能を悪くしているため、それを時間をかけて回復させる必要があります。

また、脱毛してしまった部分は原因を解消してもすぐに髪の毛が生えそろうこともありません。

パニック障害に関しても、症状を起こすほどの脳の変化をすぐに改善することは難しいでしょう。

また、そもそもの原因を解消できたとしても、「また発作が起こるのではないか」という不安が残り、治療が長引くことが考えられます。

そのため、これらの治療を行う場合にはゆっくりと症状や原因に向かい合ったり、ストレスとの付き合い方を覚えたりと時間をかけて治すことが必要です。

根気よく長い目で見て、自信を取り戻したり、負担の軽減をしていきましょう。

(まとめ)脱毛症とパニック障害は一緒に出ることもある?

1.脱毛症とパニック障害は併発する人も多いものです

脱毛症とパニック障害はどちらもストレスが大きく関係しており、二つを併発することや前後して発症することもあります。

二つの原因は一つかも知れませんので、それを見つけて治療のきっかけにしましょう。

2.円形脱毛症とパニック障害は同じくストレスが影響します

脱毛症のなかでも円形脱毛症はストレスによって発症することが多いと言われています。

パニック障害と同じ原因を持っており、どちらも脳や心の状態が体に反映したものです。

3.脱毛症もパニック障害も突然始まるものではありません

脱毛症とパニック障害は、度重なるストレスや強いショックが影響して始まりますが、その症状はストレスを受けてすぐには発症しません。

数ヶ月前くらいに起こった出来事に原因があることもあります。

4.どちらの治療も根気よく続けることが大切です

脱毛症もパニック障害も、数ヶ月の時を経て発症したものです。

時間をかけて溜まっていったストレスや続いてきた症状はすぐにはコントロールできず、さらに再発の怖さに怯えることもあります。

そのため、根気よく長い目で見て完治を目指すことが必要です。