脱毛症を分類することで治療方針を決めることができます


脱毛症とは「髪の毛が抜ける」症状のことを指しますが、髪の毛が抜ける原因にはいろいろあります。
脱毛症はその原因や髪の毛の抜け方、抜ける範囲などをもとにして分類することが可能です。

正しく脱毛症を分類することで、それぞれの原因に応じた治療を行うこともできるようになり、改善させることができます。
脱毛症には間違ったヘアケアで頭皮が傷ついて起こるものもあり、その場合にはセルフケアの見直しをすることも大切です。

脱毛症の分類の仕方は毛包の破壊状況によります

脱毛症の分類のひとつの手立てとして、原因の追求は大切なものです。
髪の毛は頭皮に埋まっている部分に育てられており、抜け毛が起こる場合にもそこが関係を持っていることが多くなります。
髪の毛を育てている部分とは、毛包と呼ばれる部分で、髪の根元の奥にある組織です。
毛包が何らかの原因で破壊されたり機能が停滞すると、髪が育ちにくくなったり、簡単に抜け落ちたりしてしまうのです。

そういった状態では、抜けた髪の毛の毛根を見るとやせ細り、十分に栄養が届いていないことが分かります。
正常な髪の毛の毛根はふっくらとしており、色は白っぽくなっています。
これによって単なる正常な抜け変わりと見分ける手立てとなり、脱毛症の原因を知ることができる場合もあるのです。

また、抜けた髪の毛自体の状態も細くて頼りない状態となっていることが多いものです。
抜けた毛根に膜が覆っているような場合には、頭皮の皮脂分泌が過剰となり頭皮環境が悪化している可能性があります。
病院では、毛根の状態や抜けた後の毛穴、頭皮などを検査して詳しい原因を調べます。
こうした毛根の状態を見ることで早く脱毛に気づき、原因を調べることでその後の治療に活かすことが可能です。

脱毛症の分類でそれぞれの治療法を見極めましょう


脱毛症の分類としては、以下のようなものがあります。
治療の方法は全て違っており、正しい見極めが必要となります。

ストレスや加齢などが原因で起こるもの

ストレスや加齢などによる抜け毛としては、円形脱毛症や女性に多いびまん性脱毛などです。
ストレスや疲れなどで脳が疲れると体全体の機能が低下することがあります。
髪の毛を育てる機能が停滞したり、ホルモンバランスが崩れたりすることで頭皮環境が悪化するため抜け毛が起こります。
若い方でも起こることがあり、治療には根源となるストレスにアプローチしたり、体の内側から健康状態を整えたりすることが必要です。

全身疾患によって起こるもの

内分泌系や膠原病、または治療の過程で抜け毛が始まる場合もあります。
この脱毛症では元となる病気を治療することが必要です。
また、検査の際には「病気が原因かどうか」も調べることになります。

自己免疫によって毛の機能が破壊されたもの

自己免疫とは、体を守るための機能であり、リンパ球などが関係しています。
リンパ球が異常を起こして、髪の毛を育てる組織を破壊することで抜け毛が始まるのです。
明確な原因は明らかになっていませんが、ストレスが関係しているといわれることもあり、健康的な生活を送ってストレスケアを行うことが必要となります。

脱毛症はセルフケアが役立つものもあります

脱毛症のなかには頭皮環境が関係しているものもあり、体の内部だけでなく外側からの刺激などが影響して起こるものもあります。
女性のびまん性脱毛の場合、過度なヘアケアや間違った髪の毛の取り扱いによって始まることもあるので注意が必要です。
内部からの原因と外的要因が重なって起こっていることもあるので、総合的なケアを行うことが必要となるでしょう。

内部のケアは日常生活や病院での指導や治療が必要となりますが、外部のケアはセルフケアでできることもたくさんあります。
特に女性の場合にはヘアアレンジで髪を強く結ったり、スタイリング剤が頭皮についたりすることが刺激となり髪や頭皮が傷みやすくなります。
また、過剰な洗浄や刺激の強すぎるシャンプーなどが関係していることもあります。
こうした日常的な刺激を減らして、頭皮を優しく守ることが大切です。

(まとめ)脱毛症の分類を知るとどう役立つの?

1.脱毛症を分類することで治療方針を決めることができます

脱毛症の分類は、毛の抜け方や抜ける原因などによって行われており、特に原因を探ることで治療に活かすことができる可能性を持っています。
なかにはヘアケアが原因のものもあり、場合によってはセルフケアの必要性もあります。

2.脱毛症の分類の仕方は毛包の破壊状況によります

脱毛症の分類をする場合、毛の抜け方を知るためには毛根の状態を見るとよいでしょう。
髪の毛を作っている組織である毛包の破壊状況が分類の大きな手立てとなっています。

3.脱毛症の分類でそれぞれの治療法を見極めましょう

脱毛症の分類を行ったら、その原因に応じた治療を行います。
脱毛症には原因がいくつかあり、それぞれに治療法が違っているため、正しい見極めが必要です。
男女や年齢などによっても、起こりうる脱毛症の種類は違います。

4.脱毛症はセルフケアが役立つものもあります

脱毛症の分類のなかにはセルフケアができるものもあります。
行っていた自己ケアが間違っていたり、怠っていたりした場合には、正しいケアをすることで改善できることもあるでしょう。