100%ではないものの脱毛症は遺伝します

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100%遺伝するものではありませんが、脱毛症になりやすい性質が子供に受け継がれることはあります。

我が子が脱毛症の疑いがある時は、なるべく早く皮膚科にかかり、適切な診断を仰ぐことが大切です。
自己免疫疾患は特に発症しやすいため、アトピー持ちの子を持つママはとくに気をつける必要があります。

免疫反応が過剰なため脱毛症を招きます

アトピーの子供が脱毛症を発症しやすい理由は、身体の中の免疫反応が過剰で、常に攻撃態勢にあるためです。

アトピー体質は両親のいずれかの場合で約30%、両方の場合で約50%の確立で子供に遺伝するともいわれています。
これと同様に、脱毛症が遺伝されても何ら不思議なことではありません。

アトピー体質だったとしても必ず脱毛症になるわけではないのですが、他の子供よりリスクが高いということを意識しておきましょう。

大人の脱毛症同様に、ストレスや栄養バランスによって症状が出やすくなることもあり、注意することが大切になります。

また小学校ぐらいの女の子では、自分で毛を抜いてしまう「抜毛癖」も考えられるため、病的な脱毛なのか自発的な抜け毛なのか見極めることも必要です。

毛を引き抜く様子が見られたら「髪の毛を無理に抜くのは悪いこと」と話したうえで、どうして髪を抜きたくなるのか聞いてみましょう。

脱毛症同様にストレスから癖となってしまうケースもあるので、早期に心のケアをすることが求められます。

子どもが脱毛症になった場合は精神面のサポートが必要です


脱毛症になったからといって命に関わるようなことはありませんが、心が傷つき、精神的なダメージを強く受けることがあります。
親が悲観的になってしまうと子供にもマイナス影響が大きく出ることもあります。

かわいい帽子を買ってあげたり、フードをかぶせてあげたりして、少しでも快適に毎日が送れるような工夫が大切です。

また好きな食べ物を作ってあげたり外で一緒に遊んだりして、気分転換をはかるのもいいでしょう。

他の子供の目を気にして外出を嫌がる場合は、ムリに連れ出すようなことはしないで、おもちゃや絵本の読み聞かせなど自宅でできる遊びがおすすめです。

運動不足になるからと無理矢理外出させて他の子どもにからかわれたら、深い心の傷となりトラウマになるケースもあります。

子供を想う親心が不安心理を軽減させて回復を早めることもあるので、二人三脚でケアに望む気持ちを持ち、脱毛症に一緒に立ち向かいましょう。

髪が抜けた我が子を傷つけるような発言は避け、可能な限り寄り添って不安な感情を取り除くようにケアしましょう。

塗り薬や内服薬を使って治療します

子供が脱毛症になってしまったら、皮膚科医の指示のもとで、外用薬や内服薬を組み合わせて使ってケアを行います。

内服薬としては、抗アレルギー作用や抗炎症作用がある薬を使うのが一般的であり、大人の脱毛症のようにステロイド薬は使わないのが通常です。

これはステロイド内服薬は副作用が強いので子どもの身体に負担が大きく、治療に伴うリスクが大きいとの考えが根底にあるためです。

外用薬としては、血流促進効果がある薬や炎症を抑える働きをする薬を使い、頭皮トラブルを解消して髪が生えやすい状態を作ります。
いずれにしても主治医の指示にしたがって使用するのが絶対で、用法を守り、安全にケアを進めます。

また薬を使っているときに発疹やかゆみなど異常が見られたら、ムリして続けないで、薬局や病院に確認しましょう。

子供の肌は大人よりもデリケートなので、ちょっとした刺激に対しても敏感に反応してしまいます。
アレルギー体質も含めて遺伝しているケースもあるため、ママが合わなかった薬がある場合は事前に医師に伝えて、判断を仰ぎましょう。

(まとめ)ママの脱毛症は子供に遺伝してしまう?

1.100%ではないものの脱毛症は遺伝します

親が脱毛症になったからといって確実に遺伝するわけではありませんが、体質が受け継がれるリスクはあります。

自己免疫疾患の子供はやや発症リスクが高まるので意識しておきましょう。

2.免疫反応が過剰なため脱毛症を招きます

アトピーの子供が脱毛症を起こしやすいのは、免疫系の働きが強く活発になるためです。

なんらかの刺激を引き金として毛髪細胞を攻撃してしまうと、脱毛症が顕在化します。

3.子供が脱毛症になった場合は精神面のサポートが必要です

脱毛症はすぐに命に関わる病気という訳ではありませんが、精神面のサポートが不可欠です。

親が弱気になってしまうと思うようにケアが進まないので、子供の気持ちを配慮して明るくサポートを続けます。

4.塗り薬や内服薬を使って治療します

具体的な治療としては、外用薬や内服薬を使います。
使い方を間違えると危険なので、大人がしっかり管理して適時適量を与えるなどの工夫をしましょう。

一般的には、大人の脱毛症のようにステロイド内服薬を使うことはありません。