金属アレルギーから脱毛症になるリスクがあります


金属アレルギーが原因で免疫細胞が誤作動を起こし、円形脱毛症になることがあります。

原因物質はアクセサリー・差し歯・食器類などさまざまなので、アレルギー体質の方は気をつけましょう。

ある日突然脱毛症が発症して、毛が抜け落ちてしまうこともあります。

アレルギー物質を特定して取り除くと改善します

金属アレルギーが脱毛症の原因になっている場合は、拒否反応を起こした対象を特定して取り除くことで改善することがほとんどです。

裏を返すと、アレルギー物質を取り除かない限り、治療薬などの効果が出にくいということで、ステロイド外用薬や内服薬でケアしても思うような成果がでないことがあります。

毛髪クリニックや皮膚科医師の中にはアレルギーに関する知見が乏しい人もいるため、金属アレルギーが原因だと気付けないこともあります。

なかなか治療で成果が出ないときにはアレルギー専門の病院に行き、金属アレルギーを調べてもらうことも一つ方法です。

またはかかっている医師に金属アレルギーの可能性はないか聞いてみると、適切な検査を受けられることがあります。

金属アレルギーだからといって必ず脱毛症になってしまうわけではありませんが、リスクを理解して正しい対処を心掛ける必要があります。

自分の体質について深く理解し、あらゆるリスクを未然に防ぐ心構えが重要でしょう。

脱毛症以外に反応が出ることがあります


金属アレルギーが原因で脱毛症が起きている場合、他の部分にも異常が出るケースがあります。

以下のような症状があれば、アレルギーを疑うサインです。

口内炎

歯の詰め物がアレルギー源になっている場合、口の中の特定部分に口内炎が繰り返しできたり、口の周りの皮膚がただれて口角炎が広がったりする症状がでやすいです。

口の中や周りのトラブルを何度も繰り返しているようなら、金属アレルギー反応を疑いましょう。

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

口の中の粘膜に白い模様のようなものができ、赤くただれてしまう症状です。

手で触るとヒリヒリ痛むことがあり、炎症が確認できます。

掌蹠膿疱症

手のひらや足の裏に炎症が出て、水虫のような膿疱ができる症状です。

細菌性ではないので人に移るリスクはありませんが、皮がめくれてくるので見た目にも影響します。

また、一般的なアトピー症状や花粉症なども、アレルギー反応のサインとなります。

対症療法が思うように進んでいないとしたら、金属アレルギーを疑いましょう。

金属アレルギーは突然発症することがあります

金属アレルギーから起こる脱毛症は、溶け出した金属イオンが体内の許容量を超えてしまうことで発症します。

毎日のようにつけていたアクセサリーや歯科矯正器具から発症することがあるのはこのためで、アレルギーを起こしたことがない方でも安心することはできません。

実際に何十年も前に行った虫歯治療器具が原因で脱毛症を起こした症例もあり、アレルギー体質の自覚がない方でも理解しておく必要があります。

最初は小さな円形脱毛症に過ぎなくても徐々に頭部全体に広がっていきます。

円形脱毛症と似ているため、皮膚科を受診しても正しい診断がなされないケースもあるようです。

誰でも発症しうる病気だけに正しい知識を持っていないと原因特定が遅れて、脱け毛が進んでしまうリスクがあります。

金属アレルギーが原因の場合、アレルゲンを遠ざけないことには脱毛症が進行する一方で、悪化の歯止めがききません。

不安を感じるのであればアレルギー検査を受け、使用しているアクセサリーや歯科矯正器具が関係していないか確かめるといいでしょう。

身の回りにあるものが引き金となりえるため、脱毛が起こった際は意識することが大切です。

(まとめ)脱毛症が金属アレルギーから突然起こる?

1.金属アレルギーから脱毛症になるリスクがあります

金属アレルギーにより免疫細胞の誤作動が誘発され、毛髪細胞を攻撃してしまうことで、脱毛症になることがあります。

突然発症することもあり、リスクをゼロにすることはむずかしいです。

2.アレルギー物質を特定して取り除くと改善します

金属アレルギーから脱毛症になってしまった場合は、原因物質を特定して、身体から遠ざける対策が必要となります。

皮膚科医だと症状を見逃してしまうこともあるので、気をつけましょう。

3.脱毛症以外に反応が出ることがあります

脱毛症以外に金属アレルギーを疑う症状が出ていたら、原因として考えてみましょう。

口内炎や手の平の炎症などが一例で、繰り返すようならアレルギー検査を受けてみることもおすすめです。

4.金属アレルギーは突然発症することがあります

金属アレルギーの引き金になる物質は徐々に身体に蓄積していくものなので、ある日突然発症することがあります。

数十年前に入れた銀歯で脱毛症になることもあり、誰もが発症しうる病気として認識しましょう。