アレルギー反応の一つとして脱毛症状が起こる場合があります


金属アレルギーから免疫反応が起こり、脱け毛症状が悪化すると円形脱毛症につながりことがあります。

正しく原因を突き止めて対応しないと、頭部全体に脱け毛が進行してしまうこともあるので気をつけましょう。

金属アレルギーであることを医師に伝えて、因果関係をはっきりさせると、安心して治療できます。

金属イオンが免疫反応を誘発して起こります

金属製アクセサリーや差し歯などを使うと、段々と金属イオンが溶け出して、体内に蓄積します。

つけてすぐにアレルギー反応が出ないからと言って安心することはできず、ある日を境に許容量を超えると、免疫細胞が反応して抜け毛となります。

何十年も歯の詰め物を使っていたのに、突然金属アレルギーが原因の脱毛症を発症するケースもあり、タイミングは人それぞれと言わざるを得ません。

免疫細胞には金属イオンとケラチンの組み合わせを異物とみなす特質があり、毛母細胞まで攻撃してしまう免疫疾患へとつながります。

アクセサリーをつけた部分だけに抜け毛が出るわけではなく、頭部全体や複数箇所に抜け毛が起こり、明らかに正常ではないと分かる状態にまで進行します。

一般的な円形脱毛症と症状が同じであるため治療が遅れることも多く、アレルギー医療に知見がある医師の指導を受けないと見落とされがちな原因です。

総合病院やアレルギーを得意とする病院にかかり、必要な検査をしたうえで、抜け毛との因果関係を突き止めましょう。

金属を使った装飾品や詰め物に気をつけましょう


イオン化しやすい金属はアレルギーを誘発しやすい傾向があり、脱毛症の引き金となりえるので、心当たりがある方は気をつけましょう。

具体的には、加工しやすくさまざまなアクセサリーに使われるニッケル、歯科矯正のワイヤーとして使われるクロム、義歯などにしばしば採用されるコバルトなどです。

これらはアレルギーリスクが高いといわれていて、意識的に避けないと危険です。

安全性が高いといわれている金やシルバー素材でもアレルギー症状を起こすリスクはあり、体質にあわないと感じた場合には、該当素材を避ける配慮が必要となります。

アクセサリーや装飾品を使う頻度が高い女性が発症しやすい病気であるため、身体に異変を感じたら使用を控えて様子を見る、アレルギー体質であることを店員さんに伝えてアイテム選びをするなどの工夫をしましょう。

また、汗をかきやすい夏場はとくにアレルギー反応を起こしやすく、注意が必要な季節です。

一度脱毛症になってしまうと治療に一定期間が必要で、精神的な負担がかかります。

自分でできる対策を徹底し、未然に防ぐリスクヘッジを行いましょう。

脱毛症以外にもいろいろなトラブルが起こります

金属アレルギーでは脱毛症にもいろいろな症状を起こすことがあり、正しい知識がないと危険です。

誰にでも起こりうるアレルギー反応の例を見てみましょう。

赤く腫れ上がる

軽度なアレルギー症状として、アクセサリーをつけた部分が赤く腫れ上がったりかゆくなったりすることがあります。

アクセサリーを外すと治るものから、炎症が広がってしだいに悪化していくものまでさまざまです。

発疹ができる

湿疹のような発疹ができて、肌全体に広がります。

かきむしってしまうことで血が出たり、膿んでしまったりすることもあるため注意しましょう。

熱を帯びて痛む

アレルギーの程度がひどいと熱を帯びたような状態になって、焼けるような痛みがあります。

手の平や足の裏などに炎症が広がると、靴をはいたり、物を持ったりすることも難しくなり、日常生活のストレスとなります。

アレルギーの症状は、口内炎や歯肉炎といった口腔症状が目立つ方も入れば皮膚症状がひどく出る方までさまざまです。

全身に複数の症状が出るアナフィラキシーショックを起こすこともあり、生命の危険もあります。

(まとめ)脱毛症は金属アレルギーが原因?

1.アレルギー反応の一つとして脱毛症状が起こる場合があります

金属アレルギーが刺激となって免疫反応が活発化、毛根を攻撃してしまうと脱毛症になることがあります。

アレルギーを得意とする医師に相談のうえ、正しい判断をあおぎましょう。

2.金属イオンが免疫反応を誘発して起こります

金属アレルギーが脱毛症を招く場合、体内に蓄積された金属イオンが引き金となります。

金属イオンとケラチンの組み合わせに免疫反応を刺激しやすい特質があり、異物としてみなされるためです。

3.金属を使った装飾品や詰め物に気をつけましょう

金属アレルギーからの脱毛症の発症を防ぐため、アレルギー物質を遠ざける配慮が必要です。

アクセサリーや装飾品だけでなく歯の詰め物などでも反応が起きるので、アレルギー体質の方は気をつけましょう。

4.脱毛症以外にもいろいろなトラブルが起こります

金属アレルギーによって起こる症状は、脱毛症だけではありません。

発疹や痛みなどさまざまな不快症状の原因となりえるので、反応を引き起こす原因物質を理解し把握する配慮が必要となります。